久里浜にある小さな砂浜の海岸。砂浜はあまり広くはなく、長さも300mほどしかありません。ペリー上陸で有名な海岸です。
バーベキューや釣りなど、意外とレジャー客の多い海岸です。特に夏期や土日祝日はレジャー客で賑わいます。
アクセスは京急久里浜駅下車、徒歩約20分。バスだったらバス停「久里浜海岸」か「ペリー記念碑」下車、目の前です。
車だと駐車場がないのでちょっと不便です。コインパーキングがありますが台数が少ないですし、路上駐車となると取り締まりのあるエリアなので注意が必要です。
久里浜海岸の歴史
いつ誕生したのかは定かではありませんが、400万年前~600万年前くらいから平作川から流出される土砂が堆積することによって形成され始めたのではないかと思われます。
かつての久里浜海岸と現在の久里浜海岸、場所も形もまったく異なっていました。
久里浜八幡神社あたりは広大な砂地や湿地が続いており、衣笠あたりまで入り江がありました。1660年(万治3年)、砂村新左衛門による内川新田開発によって埋め立て事業が行われました。現在の久里浜はこの時の開発によって造成されたと言えます。
その後、1923年(大正12年)の関東大震災での隆起、第二次世界大戦中から行われてきた久里浜港整備、1957年(昭和32年)の横須賀火力発電所開発に伴う埋め立て事業などなど・・・
こうして生まれたのが久里浜海岸です。
久里浜海岸の写真
砂浜
テントなどを張ってバーベキューをしているようです。
砂浜が意外と白いです。波打ち際の近くに行くと、黒っぽくなるようです。地質的な影響と、潮流の影響があるんだと思います。
観光客を誘致するために砂漠化で有り余っている砂を輸入してきてもいいかもしれないですね。
この日はジェットスキーを楽しんでいる人が多い印象。
法律的なこととか詳しくないので、ジェットスキーがOKなのかNGなのかはわかりません(^^;)
ただ、ジェットスキーって意外とうるさいんですよー。かなり遠く離れた場所でも音が聞こえてくるんですよねー。改造してるってわけじゃないみたいだけど。
この日の久里浜海岸は穏やかでした。
しかし、2019年10月12日~13日にかけて襲来した台風19号では荒れ狂っていました。高潮の影響で砂利が大量に打ち上げられたり、浸水被害が出たりしました。
2019年の台風15号と台風19号、怖かったぁ~(>_<)。我が家でも物置が倒れたり、エアコンの室外機が飛ばされたりといった被害が出たし、近所ではガレージの屋根が吹き飛んだりもしました。
理由はわかりませんが、平作川側はレジャー客が少なくて、カインズ側はレジャー客が多いです。カインズ側ではバーベキューをやっている人が多いですね。
久里浜海岸は夏期に行われるペリー祭花火大会の会場でもあります。
平作川の大きな突堤が目立ちます。
ここではほぼ必ずと言っていいほど釣り客がいるんですが、危ないと思うんですよねー。ここで釣りをする場合はライフジャケットを用意しておいた方がいいんじゃないかなって思います。
久里浜港でも海辺の湯のあたりって、釣り禁止なのかな?
久里浜海岸でも平作川に近いエリアではゴミが多いです。たぶん平作川から流れてきたゴミと、潮で流されてきたゴミが平作川河口にある大きな堤防にひっかかって打ち上げられるのではないかなと思います。
ヤシの木
こちらは正確には「オキナヤシモドキ」っていいます。なんでモドキなのかとかは知らないけど。ガンソもあってもいいじゃないかって思うんだけどね。
背が高いヤシの木は大抵の場合、オキナヤシモドキですかねー。立派なもんですよね。
南国の雰囲気を出すために植栽されることが多いですね。
手前のどっしりした立派なヤシの木は「カナリーヤシ」です。
外見的な特徴としては、かなりヤシっぽい木です。そのため、カナリーヤシと名付けられています。
他の市町村のことはわかりませんが、横須賀市・三浦市では植栽されていることの多いヤシの木です。
釣具店
久里浜海岸の正面に釣具店が数軒あるので、釣り客にとっては釣りエサなどで困ることはありません。
大浜屋、黒船釣具店、関根釣具店があります。近くにあるホームセンター「カインズホーム」でも釣り具があります。貸しボートは黒船釣具店で1日4500円だったかな。
遊歩道
久里浜は海岸だけではなく、平作川沿いの日の出橋あたりから久里浜港まで、歩道がタイル敷きで整備されています。
久里浜海岸近辺では大きなヤシの木やクワズイモが植栽されており、南国っぽい雰囲気作りを行っています。
アンテナ
なにかを観測しているっぽいアンテナ。
降水量なのか、風速なのか、大気汚染なのか、津波なのか・・・。はたまた無線を受信するためなのか。
その正体は不明です。
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