横須賀市岩戸にある熊野神社。
最寄りのバス停は「岩戸」下車、徒歩5分といったところでしょうか。満願寺入り口の交差点を住宅地側に入っていきます。途中で岩戸川のホタル水路も見ることができます。
創建は1157年(保元2年)と伝えられています。祭神は、天照大神(あまてらすおおみかみ)、応神天皇(おうじんてんのう)、大国主命(おおくにぬしのみこと)になります。
1180年(治承4年)、源氏方の三浦氏と平家方の秩父氏による衣笠城合戦によって炎上してしまいました。1185年(文治元年)、佐原十郎義連が再建しました。
寛永年間(1624年~1645年)の頃、熊野森と呼ばれていたことから熊野三社大権現と呼ばれ、1930年(明治5年)に熊野神社となりました。
現在の社殿は1980年(昭和55年)に再建されました。
縁起に関してはちゃんと調べてないから「たぶん」だけどね(^^;)
鎌倉時代よりも前の平安時代創建と伝えられているので、本当だったらかなり歴史のある神社のようです。その当時の三浦半島って、あまり発展していない地区だと思うので・・・
熊野神社の参道入口。
周辺は住宅地になっていて、少しわかりづらい場所にあります。
地名からも分かる通り岩戸は横須賀市内でも起伏の激しいエリア。熊野神社の参道は長い階段が続きます。疲れるだよぉ~。
参道脇には町内会館があります。
参道の途中にはちょっとした踊り場があり、そこに灯籠と手水舎が設置されています。
灯籠が奉納された年月日は調べなかったのでわかりません。手水舎の水は枯れていたので清めることができず、俗世間によって穢れに穢れまくったまま参拝をしました。
拝殿までもう少し。階段が多いよー。
多くの樹木が生い茂り緑が豊かで空気が綺麗です。なかなか良い雰囲気の神社だなって感じました。
熊野神社には狛犬が2組います。
こちらは古い狛犬。三浦半島にいる狛犬の彫刻って、立派なものが多いなって感じています。体や頭のサイズバランスが絶妙だし、彫刻も立派だし。
新しい狛犬は社殿の再建に合わせて設置されたのかなー。
目立たない場所にある小さな神社だけど、拝殿の軒裏には千社札が貼られていました。いつ頃参拝に来た人なのかなー。私は千社札を貼った経験はないんだけど、面白い文化だなーって感じています。
けど、千社札は朱印のようには流行って欲しくはないですね。シールとか使われちゃうと剥がれなくなっちゃうから。
それほど多くはありませんが、石造物たちもありました。
本当に好きな人はいつごろのものなのか調べたりするけど、僕はそこまでの熱量がないのでやったことないなー。
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