横須賀市久里浜の東京湾フェリー

横須賀市

横須賀市の久里浜港と富津市の浜金谷港とを結ぶカーフェリー。
アクセスは京急久里浜駅からバスが出ています。徒歩では25分くらいかかってしまいますし、景色の変化がないためとても長く感じます。車利用も便利です。
横須賀港は護衛艦、浦賀港は渡し、そして久里浜港の名物といえば東京湾フェリー。乗っても楽しく、写真を撮っても絵になります。
昭和バブル当時に全盛を迎えゴルフ客や物流トラックの利用客で賑わいました。しかし、バブル崩壊後はゴルフ利用客が減少し、東京湾アクアラインの開通によって利用客が激減。経営はかなり厳しいと言わざるを得ない現状といえます。
しかし、東京湾周遊クルーズ、婚活パーティーのふねコン、花火大会や観艦式を見学できるクルーズなど、新たな試みを行っています。

運賃は2019年時点で大人片道720円(2日間有効)、往復1320円(7日間有効)です。車利用の場合、公式サイトで調べてね。
京急各駅で売られている東京湾フェリー往復きっぷを利用するのがちょっとだけオトクです。

横須賀市久里浜の久里浜港
横須賀市内では代表的な港湾施設のひとつ、久里浜港。正式には横須賀港の一部となっていますが、久里浜港と呼ぶのが一般的です。 平作川が注ぐ久里浜湾が中心で南部は大型船やフェリー、温浴施設、火力発電所などがあります。北部は刑務所・少年院、港湾航...
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■ 由緒・歴史

東京湾フェリー株式会社が運行する貨客フェリー航路。横須賀市久里浜港から東京湾を横断して千葉県富津市浜金谷港とを結んでいます。約40分の船旅が楽しめます。
2019年時点では1日24便(12往復)、繁忙期は28便(14往復)の定期便があります。最盛期に比べると利用客は約3割程度になってしまいました。
1960年5月、500トンフェリー2隻で運行を開始。利用客の増加により1966年には3隻になりました。最盛期の1994年では利用客は年間約280万人に達しました。
1997年12月、東京湾アクアラインが開通した結果、1998年の利用客は約194万人に激減してしまいました。2009年8月には東京湾アクアラインの通行料が800円にまで値下げしたため、2009年の利用客は約98万人になってしまいました。
2010年にくりはま丸を売却し2隻態勢となり、近年では年間利用客は85万人程度となっています。

1951年、東京汽船の出資により資本金1億円で東亜海運を設立。第二次世界大戦前後に存在した東亜海運のファンネルマークと社旗を引き継いでいます。
1947年、閉鎖機関令による指定を受け、特別清算。
1957年9月、新規発足。
1960年5月、久里浜港~金谷港間航路で2隻による自動車航送を開始。
1962年、社名を東京湾フェリーに変更。
1964年3月28日、浦賀港~金谷港間航路を廃止。
1966年、3隻態勢に移行。
1966年7月11日、横浜港~木更津港間航路就航。
1972年9月30日、横浜港~木更津港間航路を廃止。
2008年6月、PASMOが利用できるようになる。
2010年3月、利用客の減少に伴い3隻態勢から2隻態勢に変更。

■ 写真

東京湾フェリーターミナル

東京湾フェリーターミナル

東京湾フェリーターミナル(2016年8月26日撮影)

だいぶ前のことになりますが新築された東京湾フェリーターミナル。とても綺麗になりましたね。けどちょっと寂しい感じはぬぐい切れませんが・・・

レストランコーラル

レストランコーラル(2016年8月26日撮影)

レストランというよりもフードコートといった言葉が似合うかな、コーラルです。
こちらでは横須賀名物の海軍カレーを食べることができます。けど、ココを利用する人は地元の人が多いかな。金谷港から来た人はあんまり利用しないかも。閉店時間も早いし。

売店コーラル

売店コーラル(2016年8月26日撮影)

お土産屋さんのコーラル。コーラルは珊瑚のことです。
色々な横須賀土産を買うことができます。やっぱり海軍カレーが多いんだけど、その他にもいろいろありますよ。
魚介類は房総半島には敵わないかもしれないけどね。野菜とかも。

お土産品

お土産品(2016年8月26日撮影)

海軍カレーってとても色々な種類があるんですよ。
お土産品だからちょっと高いけどね。
横須賀海軍カレーってカレクックとコラボできないんですかねー。京急はリラックマとか北斗の拳とか、いろいろコラボしているのにね。京急久里浜駅の駅メロは山口百恵の秋桜だし。

旧フェリーターミナル

旧フェリーターミナル(2009年7月27日)

新しいターミナルが使われるまでは、こちらの建物がフェリーターミナルとして使われていました。
私にとってはこちらの方が愛着があります。写真の撮り方が悪かったみたいで、寂れた雰囲気になってしまった(^^;)
子供の頃はこのあたりに釣り訪れることが多かったんですが、ここでトイレを借りていました。観音開きになる西部劇スタイルのドアが設置しているトイレがありました。寒い冬に訪れた時は、こちらの自販機でホットの飲み物を買ったりとか。
なにもかもみな懐かしい(^^)

2代目しらはま丸

1989年6月竣工、12月就航しました。2000年にちょこっと改造。
3351総トン、全長79.1m、幅18.0m、出力4,400ps、航海速力13.5ノット(約24km/h)、最高速力15.0ノット。
旅客定員580名。車両積載数:トラック36台・乗用車110台・バス16台。住友重機械工業(浦賀)建造。

しらはま丸

しらはま丸(2014年10月17日撮影)

2代目のしらはま丸です。
しらはま丸もかなや丸も、船名が書かれていないと見分けがつかないですね。

しらはま丸

しらはま丸(2014年10月17日撮影)

以前は自転車を駆って金谷港まで行ったりもしていましたが・・・
当時の入り口はココじゃなかったんですよー。ターミナルも古い方だったころです。
たかが自転車だけど、鎖で頑丈に固定されました。そして、1人寂しくスロープを漕いで下船するっていう・・・

しらはま丸

しらはま丸(2014年10月17日撮影)

しらはま丸が千葉へと旅立って行きました。

しらはま丸

しらはま丸(2012年7月28日撮影)

子供の頃は初代しらはま丸が憧れの存在でした。
なぜかというと、初代しらはま丸だけが港内でUターンしないで進むことができる船だったんですよー。最先端だなって思っていて憧れていました。
くりはま丸が一番小さくて、かなや丸が一番新しかったような気がします。たぶんくりはま丸は3代目、かなや丸は2代目だったのかなー。

しらはま丸

しらはま丸(2016年8月26日撮影)

東京湾フェリーって貨客船らしい形をしていますよね。
多くの人がイメージするカーフェリーって、この形になるような気がします。横風や波には弱そうなので、航路は湾内に限定されてしまうと思うけど。

しらはま丸

しらはま丸(2019年6月13日撮影)

いつの間にかチーバくんが描かれていました。
くりはま丸がいればスカリンを描けたのにね。くりはま丸を売却する時、もっと小型のフェリーを購入すれば良かったのになー。便数が減ってしまって不便で使いづらいです。

3代目かなや丸

1991年8月竣工、1992年4月就航。
3,580総トン、全長79.0m、幅16.7m、出力4,400ps、航海速力13.5ノット(約24km/h)、最高速力15.0ノット。
旅客定員580名。車両積載数:トラック36台・乗用車110台・バス16台。新浜造船所(玉野)建造。

かなや丸

かなや丸(2016年8月26日撮影)

現在のかなや丸は3代目になります。
しらはま丸もかなや丸も船内は豪華です。開店してないけど売店がいっぱいあるし、グリーン客室もあったりするし。売店はクルージングのときに使用するのかな?グリーンはいらないでしょう(^^;)。もっと小型でもいいんで、便数は増やして欲しいですね。

4代目くりはま丸

1986年1月竣工、7月就航。2001年に改造。
2,796総トン、全長78.8m、幅16.3m、出力3,200ps、航海速力13.0ノット(約24km/h)、最高速力15.0ノット。
旅客定員570名。車両積載数:トラック36台・乗用車110台・バス16台。林兼造船(長崎)建造。
2009年度決算発表でくりはま丸は経費節減のため売却する方針となり2010年からの3隻運航取りやめにより運航から離脱。2010年7月にフィリピンのセブ島に売船された。
2019年時点ではインドネシアにてCAITLYN号として運航されているようです。ネットを執念深く調べてみたらYouTubeにて発見!!

Departure of ferry CAITLYN @Merak

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