深鉢形尖底土器 |
金沢シーサイドライン野島公園下車 徒歩10分
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野島北貝塚から出土した深鉢形尖底土器です。野島式土器と呼ばれています。
土器の底面がとがり、細い粘土紐で幾何学的な文様が付けられているのが特徴です。縄文時代早期後半で、約8000年前のものになります。
野島はかつては独立した島で、山頂は標高53mでした。貝塚があるとわかったのは、戦前に砲台を築くための工事が行われたときでした。昭和20年代前半には、多くの考古学者が発掘を行いました。
おもな出土品は、マガキが多く、アサリ、オオヘビガイ、イボニシなどが主でした。貝の他にも、鹿の角で作られた釣り針、腕にはめる貝輪、シカの骨、イルカの骨などが見付かりました。他にも、磨製石器、大丸式土器、夏島式土器も出土しています。 |
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