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上諏訪社


鳥居

京急三崎口駅下車 徒歩25分
地図
鳥居
鳥居

 一番海側にある鳥居。一の鳥居といったところでしょうか。
 海に向かって鳥居が建っていることからもわかる通り、漁業の神様と言って良いでしょう。半農半漁の街ですが、昔はどちらかというと漁業が生活の中心になっていたと考えられます。
三浦半島観光地図:三浦市初声町三戸・三戸浜海岸
 現在の三戸は、漁業の街というよりも、農業の街と言えるでしょう。
 1693年(元禄6年)、信濃国(現在の長野県)にある上諏訪大社(現在の諏訪市中洲)の祭神、建御名方神(たけみなかたのかみ)を勧請したことに始まります。

写真撮影:2008年10月04日

鳥居

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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鳥居
鳥居

 二番目の鳥居なので、二の鳥居と言ったところでしょうか。大きすぎるわけでもなく、小さすぎるわけでもなく、ちょうど良いサイズの鳥居です。
 石鳥居になっています。最近では、鉄筋コンクリート鳥居や、金属製鳥居も増えてきています。昔は、木鳥居が一般的です。
 1908年(明治41年)には、神明神社の天照大神(あまてらすおおみかみ)、三島神社の大山祇神(おおやまつみのかみ)、山王神社の国之常立神(くにのとこたちのかみ)を合祀しました。さらに、下諏訪大社の八坂刀売神(やさかとめのかみ)も合祀しました。初声村誌に書かれています。

写真撮影:2008年10月04日

狛犬

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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狛犬
狛犬

 上諏訪社を訪れる人を迎えてくれるのが、狛犬です。
 狛犬の台座には、奉納した人の名前が書かれてありました。名前を彫った跡があるなーっていうのはわかるのですが、風化してしまっていて、読み取ることはできませんでした。
 地元の人々によって奉納された狛犬なので、こうした名前を読み解くことで、その地域に多い苗字を調べることができるのですが。せめて、苗字くらいは、判読したかったです。特に三戸では、表札に屋号が書かれてあるくらいなので、古くから住んでいる人々の苗字を知りたかったです。
 注目すべきところは、狛犬が持っている子産石かもしれません。横須賀市の秋谷あたりから産出される子産石、三戸にもあるんですね。左右の狛犬が1個ずつ、子産石を持っていました。

写真撮影:2008年10月04日

灯篭

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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灯篭
灯篭

 上諏訪社には、とてもたくさんの灯篭が建ち並んでいます。物凄くたくさんの灯篭が建っているので、何か歴史があるんだと思います。
 自分の推論では・・・
 個人の住宅でお祭りしていた屋敷神が、上諏訪社に合祀されてきたと思います。その時に、屋敷神に置かれていた灯篭も、上諏訪社に移されたのではないかとする説。
 もうひとつは、三戸では庚申塔など、石造仏がとても多いので。石造を奉納する習慣があったのではないかとする説。灯篭に使われている石と、石造仏に使われている石の種類が、同じ石が使われているように見えます。ともに、風化が激しい、柔らかい石で造られているみたいです。石工が作るのではなく、地元の人が作っていたのかもしれません。
 勝手な推論ではありますが。
三浦半島観光地図:三浦市初声町三戸・庚申塔

写真撮影:2008年10月04日

灯篭

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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灯篭
灯篭

 上諏訪社の灯篭に描かれた、騎馬に乗った鎧武者。
 灯篭の柱が四角柱になっているものに、騎馬に乗った鎧武者の彫刻があります。
 三浦一族にゆかりのある場所なので、三浦一族の鎧武者をイメージして作られているのかもしれないです。
 三浦義澄の子、三戸十郎友澄は、この地に住んでいたと言われています。
 また、三浦一族を滅ぼした戦国大名の北条家は、北条氏康の時代に小田原衆所領役帳を作っています。そこには、朝比奈孫太郎が三戸に所領を持っていたらしく、「六拾貫文、三浦三戸」と書かれています。

写真撮影:2008年10月04日

上諏訪社

京急三崎口駅下車 徒歩25分
地図
上諏訪社
上諏訪社

 上諏訪社の参道です。左右に、数多くの灯篭が並んでいます。新しい灯篭は、四角柱で、硬い石で造られています。古い灯篭は柔らかい石で造られているので、今にも倒れてしまいそうなほどに、風化しています。
 祭礼は、毎年、2月5日と、10月25日に行われてきたそうです。

写真撮影:2008年10月04日

上諏訪社

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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上諏訪社
上諏訪社

 上諏訪社の拝殿です。
 諏訪神社は、全国に約2万5000社もあると言われています。小さな社を含めれば、さらに多く存在すると思われます。軍神として崇拝されていますが、日本各地にある諏訪神社は、狩猟や漁業の神様として、祀られています。
 拝殿の中ばかりが気になってしまい、写真と撮り損ねてしまったのですが。立派な龍の扁額が掲げられています。
 横幅約1mのケヤキ製の一枚板で、周囲には降り龍と昇り龍の彫刻がほどこされています。中央に書かれた諏訪社の文字を引き立てるため、粗い木目を生かした彫刻になっています。
 扁額の裏側には、「明治二十二年晩秋、神嘗祭奉納、長谷川九郎左衛門、沢村国松」と書かれています。
 龍は雲を呼び、雨を降らし、神社を火災から守ると言われています。そのため、どこの神社に行っても、拝殿上部には龍の彫刻があります。扁額にも龍の彫刻があるのは、めずらしいです。

写真撮影:2008年10月04日

上諏訪社

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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上諏訪社
上諏訪社

 上諏訪社の拝殿の中を、こっそりと写真撮影させていただきました。
 神社や寺院には、ほとんど必ず貼られているのが、千社札。いつ、誰が貼り付けたのか、とても不思議です。拝殿の中に貼られているということは、許可を得て貼ったものだと思うのですが。
 高い場所に貼られている千社札は、どうやって貼るんだろう?最近では、千社札を貼るのは禁止されていることが多いようです。
 拝殿の奥の本殿は、扉に鍵がかかっていました。

写真撮影:2008年10月04日

上諏訪社

京急三崎口駅下車 徒歩25分
地図
上諏訪社
上諏訪社

 上諏訪社に合祀された神社です。
 神社の名前を調べてみようと、鳥居や社を見てみたんですが、残念ながら名前は書かれていませんでした。木製の小さな社なので、強引に扉を開けてしまえば、中にお札が祀られていて、神社の名前が書いてあるんだろうけど。もちろん、そんな罰当たりなことはできません。
 すぐ隣には、石製の祠も置かれているので、合祀された神社のひとつだと思います。

写真撮影:2008年10月04日


井戸

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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井戸
井戸

 境内には井戸がありましたが、現在では使われていないようです。井戸水が枯れてしまったのか、水質が悪化してしまったのか、管理しきれなくなってしまったのか。使われなくなった理由はわかりませんが、水道があれば、必要なくなってしまいますよね。防災用として、井戸があると安心ですよね。
 井戸の蓋の上には、縁起物の置き物が、たくさん置かれていました。七福神や、招き猫、ニワトリやヒツジなどの置き物。その中になぜか、キューピー人形も置かれていました。キューピー人形だけは、場違いですよねー。

写真撮影:2008年10月04日

水道

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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水道
水道

 1回、1人、100円の水道です。
 水道があって、蛇口はあるんだけど、回すバルブが付いていないので、使うことができませんでした。本当は使いたかったんですけどねー、残念ですねー。
 手を洗うのも100円で、身体を洗うのも100円で、洗車するのも100円ってことなのかな?
 ちゃんと、お金を払っている人はいるのかなー?海水浴など、海のレジャーに来た人にとっては、砂を洗い流すために便利な水道だと思います。海岸のすぐ近くにあるし。
 水道のある場所は、小さな公園になっています。

写真撮影:2008年10月04日
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