人の生活圏に住む家畜種です。
品種協会などでは約40種類ほどが認定されています。
大きさや姿形はイヌほど差異はなく、体長30cm〜60cmくらいです。
人間による家畜化の起源は定かではありませんが、およそ紀元前3000年〜2500年に描かれたエジプトの壁画にまでさかのぼれるだろうといわれています。ネズミなどの害獣駆除のためだけでなく、神としての要素もあったようです。イエネコのおもな祖先はリビアネコだといわれています。しかし、家畜化され、さまざまに品種改良されたため、現在はリビアネコの特徴は一部の品種にしか見られません。
日本へは 6世紀の奈良時代後半に、仏教伝来と共に中国からやってきたといわれています。中国からの長い船旅中に、仏典や経分をネズミから守るためにネコを船に乗せて日本へ来たようです。その後、農家などでネズミ除けとして飼われていましたが、17世紀初頭、江戸幕府がネコを繋いで飼うことを禁じたため爆発的に数を増やしました。 |