イギリスが原産地の犬種。紀元前のギリシャでウサギ狩りを手伝っていたハウンドが祖先と言われています。1475年、ビーグルという名前が歴史上に登場し、エリザベス1世(1533年〜1603年)の時代には、野ウサギ狩りのための猟犬として活躍していました。
体高は雌雄ともに33cm〜38cmです。
体重に決まりはありませんが、8kg〜14kgが一般的です。
JKCでは第6グループ(ハウンドグループ)に分類されています。
獣猟犬や家庭犬として飼育されています。群れでウサギやキツネを狩りたて、高く良く響く声でハンターに知らせる嗅覚ハウンドです。とても嗅覚に優れ、大抵のことは臭いでわかります。何日も餌を与えず空腹状態にして猟に出すことで、研ぎ澄まされた神経で獲物獲得の意識を高めた犬種です。現在でもその本能が残っているため、食に対して貪欲で、いつでもお腹を空かせて食べ物を探す大食漢です。放っておくと肥満になり命を縮めてしまうこともあるので、しっかりとした食事管理と運動が重要です。
性質は勘が鋭く、陽気で楽天家、集団性に富みます。ハウンドの中では最小ですが、吠えるのが仕事だったので、コミュニケーションが不足したり、良くしつけないと無駄吠えするうるさい犬になってしまいます。陽気で寂しがり屋、お茶目で遊び好き、しかもスタミナ満点です。ふらりと家出する犬もいるので、しっかり調教が必要です。褒められること、ご褒美をもらうことが大好きで、家族にはいたって従順です。
垂れ耳に、ちょっと生意気そうな顔をしており、スヌーピーのモデルになった犬種です。
かかりやすい病気に、意識障害の発作、心疾患、内分泌疾患、椎間板疾患があります。
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