ボルゾイ

[和名・種類]

ボルゾイ

[学名]

Canis lupus familiaris

[英名]

Borzoi

[名前の由来]

ロシア語で俊敏、機敏を意味する言葉です。
旧名、ロシアン・ウルフ・ハウンド。1936年にボルゾイに変更されました。

[分布]

ロシア

[科名]

ネコ目イヌ科イヌ属

[毛色]

白にタンや黒などの斑などが一般的ですが、毛色に制限はありません

[特徴・解説]

　ロシアが原産地の犬種です。
　体高は、雄で74cm以上、雌で68cm以上になります。バランスを失わない限り、大きな方が良いとされています。ローマンノーズに、超然としたまなざし、豪奢なダブルコートの被毛で、サラブレッドのようで、日本人が思い浮かべる犬とはかなり違います。
　体重に決まりはありません。一般的には雄で34kg～48kg、雌で26kg～40kgになります。
　毛色は、白にタンや黒などの斑などが一般的です。毛色に制限はありません。
　JKCでは第10グループに分類されています。
　おもに、獣猟犬、家庭犬として飼育されています。14世紀～15世紀、ロシアでウサギ、キツネ、オオカミを追い込む俊足の大型獣猟犬です。ロシア革命までは国犬とされ、貴族しか飼うことができませんでした。文豪トルストイも愛した犬で、『戦争と平和』などの作品にも登場します。
　性格は、感覚が鋭く、感受性が強く、神経が細かく、警戒心が強いです。飼い主にはとても従順で、愛情深いです。家族には甘えますが、知らない人には警戒心が強く、攻撃的になることもあるので、子犬の頃から人に慣らしてあげましょう。躍動感にあふれたスピード、力強い美しさ、聡明さが魅力です。
　かかりやすい病気は、胃捻転です。硬いフードはなるべく避け、1日1回の食事ではなく数回に分け、食後の激しい運動は控えてください。

[観察・感想]

　大きなワンちゃんを発見しました。
　今まで図鑑やテレビなどでしか見たことなかったので、実物を見るのは初めてだったような気がします。一目見ただけでわかる存在感、ボルゾイです。高貴な雰囲気がありますよねー、犬の中の貴族って感じがします。
　身体の線が細い犬なので、体重のわりにはかなり大型になります。身長は人間の身長とあまり変わらないんじゃないかなーと思います。こういった大きな犬には、乗りかかられて踏み潰されたい、そんな願望があります(^^;)。別にMなわけではなく、大型犬と触れ合うのが好きなんです。
　マルチーズと一緒にいたんですが、ちゃんとマルチーズのお尻のニオイを嗅いで挨拶をしていました。こうしてお行儀の良いワンコは、大型犬でも安心してお散歩に連れていけますね。
　でも写真はなぜか、ウンコをしているところです。狙って撮ったわけではなく、カメラを向けたらたまたまウンコをしていたので、ウンコなうな写真になりました。