ピレネー山脈一帯が原産の犬種です。古代チベットのマスティフがルーツと考えられています。紀元前100年ごろ、ローマ人によってスペインに持ち込まれ、ピレネー山脈で長い間護羊犬として野生の動物たちから家畜を守ってきました。
体高は雄で70cm〜82cm、雌で65cm〜73cmになります。大型犬の中でも屈指の大きさを誇ります。クマのような体型が理想とされています。
体重に決まりはありませんが、雄で45kg〜57kg、雌で39kg〜52kgくらいになります。
毛色は、白、白にこげ茶の斑、白にブルーかタンのかげのあるものです。
JKCでは第2グループに分類されています。AKCではワーキンググループに分類されています。
牧羊犬、番犬、家庭犬として飼育されます。穏やかそうな顔をしていますが、狼・クマ・野犬から勇敢に羊を守り、無敵の山岳犬としての武勇伝を持ちます。
性格は勇敢で賢く、従順です。物静かで、じっくり考えるタイプです。的確な状況判断のできる聡明さ、いざとなると家族のために勇敢に振る舞う献身的な行動力を兼ね備えています。広い空間と十分な時間をかけた訓練が必要です。温厚なので子守に向いています。
かかりやすい病気に、関節疾患があります。
狼爪は切除しません。大きな体を支えるため強靭な足腰を育てなければいけないので、運動は十分な時間をかけ、骨や筋肉を鍛える必要があります。寒さには強いですが、暑さには弱いです。
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