スイスが原産の犬種です。アルプス山中にあるバーナード修道院で飼育され、旅人の救助を行ってきました。
体高は雄で70cm、雌で65cmになります。バランスが損なわれない限り、サイズが大きいものが望ましいとされています。雪原で滑らないように、大きな足に、良く反る丈夫な指を持っています。
体重に決まりはありませんが、50kg〜91kgになります。全犬種の中で、もっとも重くなります。
毛色は、白地に赤、赤地に白、各種の色合いの赤、プリンドルがあります。
JKCでは第2グループに分類されています。AKCではワーキンググループに分類されています。
番犬、家庭犬として飼育されます。アルプス山中で行き倒れた旅人を、鋭い嗅覚で見付け出し、そりで運ぶ山岳救助犬です。迫りくる雪崩や嵐を察知する、不思議なカンを備えています。1800年代のバリー1世は、雪山遭難者を40人も救出し有名になりました。19世紀に入り、広く飼育されるようになりました。
性格は温厚で従順です。穏やかで、動きもゆっくりとしています。飼い主に対して従順で甘えん坊です。マイページで、興味のないことには見向きもしないので、訓練には根気が必要です。見かけによらずデリケートなので、高圧的な態度を取ると神経質になって攻撃的になることがあります。
かかりやすい病気に、関節疾患があります。
長毛種と短毛種がいます。狼爪は除去するのが望ましいとされています。『アルプスの少女ハイジ』に登場するアルムの山仲間のヨーゼフのモデルになった犬種です。
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