山間部の渓流のふちやよどみに生息する、コイの仲間。
体長は約20cmになります。体色は黄褐色です。
体は細長い紡錘形で、やや側扁します。吻は前方に突出します。背びれ8、臀びれ8、側線鱗数75〜96です。側線を中心として、幅広い黒帯があり、魚の状態によって明滅します。産卵期のオスには、生殖突起が肛門部に突出し、背面に微細な追星があらわれます。
雑食性で底生生物、流下物、付着藻類などを食べます。
産卵期は4月〜7月で、淵や平瀬の砂礫底に多くの個体が集まり集団産卵します。幼魚は浅く流れのゆるやかな所で群れて生活し、成長すると淵や淀みに移動します。 |