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ギンブナ

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ギンブナ

[和名・種類]

ギンブナ

[学名]

Carassius auratus langsdorfi

[英名]

Silver crucian carp

[名前の由来]

銀鮒。体色が銀色のフナのこと。
別名、マブナ(真鮒)、ヒワラ、ガンゾ。

[分布]

日本各地

[科名]

コイ目コイ科

[特徴・生態]

 平野部の浅い池、流れの緩やかな川などに生息するコイの仲間。アジア温帯部に広く分布しています。
 体長は25cm〜30cmになります。体は側扁し体高がやや高く、尾柄が高くて短いです。頭は比較的短く円錐形で、吻は短く、その先端は丸みを帯びます。唇はやや厚く、口辺にヒゲはありません。背びれ16〜18、臀びれ6、側線鱗数28〜31、咽頭歯は1列に並び数4-4、鰓耙数45〜53です。体は大きな円鱗で覆われ、背面は緑褐色で、側腹面は淡い銀白色です。側線は体側の中央を、ほぼ直線状に縦走します。各ひれは黒色です。
 底層近くを泳ぎながら、餌をあさります。冬は水底で静止し、春になって活動を始めます。雑食性で、昆虫や水藻などを食べます。
 産卵期は3月〜6月で、浅い場所の水草に産卵します。雄の数が少なく、特に関東地方ではほとんど雄は存在しません。
 食用にされます。
 フナ類は形や色合いに変異が多く、習性もことなった種や亜種に分類されます。生物学的な分類が難しく、現在でも確定していません。

[レポート]

 ギンブナの写真です。一般的に「フナ」と言えば、ギンブナのことです。「マブナ」も、ギンブナ。でも地域によっては、違ったりすることもあるかもしれません。
 野生のギンブナの写真を撮影したーと言いたいところですが、水槽で飼育されているギンブナです。
 フナの仲間は研究がされていないのか、人為的な品種改良が影響しているのか、種の確定がされていない生物のひとつです。とっても身近な魚類なのに、ちゃんとした名前がまだ決まっていないなんて、不思議ですよね。
 フナは他のコイ科の魚類と、容易に交雑してしまいます。ちゃんとした名前ではありませんが、コイとフナの雑種のコイブナ、ヘラブナとマブナの雑種のアイブナなどがいたりもします。キンギョは野生のフナから作られたので、フナの仲間とも言えます。きっとキンギョとフナとでも、雑種が生まれてくるのでは?

[写真撮影]

2008年05月13日

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