|
[和名・種類] |
オオカミウオ |
[学名] |
Anarhichas orientalis |
[英名] |
Bering wolffish |
[名前の由来] |
狼魚。英名を直訳したもの。 |
[分布] |
東北地方北部、ベーリング海、オホーツク海 |
[科名] |
スズキ目オオカミウオ科 |
[特徴・生態] |
水深50m〜100mの深い海の岩礁に生息するオオカミウオの仲間。
体長は約1mになります。頭が大きく、体は尾に向かって徐々に細くなりながら長く続きます。口は大きく、上下の顎の外から見える部分に、円錐形の犬歯が並び、口の奥には頑丈な臼歯が並びます。頭部の皮膚には多数の皺があり、皮革状です。全体に暗褐色で、不明瞭な濃淡の斑紋があります。腹腔の下部はやや色が薄くなります。
顎の力が強く、貝類や甲殻類などを噛み砕いて食べます。
の繁殖期は10月頃で、産卵後は親魚は卵塊を体で巻くようにして守ります。
小形種の多いギンポの仲間としては、ひときわ大形で、恐ろしげな顔付きが異彩を放ち、水族館の人気種となっています。肉の量は多いものの日本国内では食用には利用されず、観賞用に飼育されます。北ヨーロッパでは、フライなどとして食用にされることもあります。 |
[レポート] |
オオカミウオの写真です。
グロテスクな深海魚のように見えますが、深海魚ではありません。なぜこんなシワシワの顔に進化したのか、理由は良くわかりませんが・・・。捕食者に捕食されないように、いかつい顔に進化したのかもしれません(^^ゞ
グロテスクな外見からかほとんど食用にされることもなく、水族館で飼育されることの多い魚です。北欧では食べることもあるようですが、それほど好んで食べるわけでもないみたい。白身魚で、フライなどにすると美味なようです。しかし鮮度の落ちが早いため、流通に乗せるのは難しいようです。鮮度が落ちると、臭くなってしまうらしいです。
水族館では人気がありますが、漁師さんや釣り人には、人気のない魚かもしれないですね。気持ち悪くて、逃がしちゃうのかも。
日本テレビ系列の番組「世界の果てまでイッテQ!」の、「イッテQ水族館プロジェクト」に登場したこともある魚です。「八景島シーパラダイス」に展示されているらしいです。 |
[写真撮影] |
2008年06月19日 |
[関連ページ] |
|
|
|
|