[名前] |
ラブカ |
[学名] |
Chlamydoselachus anguineus Garman |
[名前の由来] |
らぶか。 |
[分布] |
相模湾、駿河湾、カリフォルニア沖、ノルウェー〜アフリカ北西部の大西洋北東部 |
[科名] |
ラブカ科 |
[特徴] |
深海に生息するサメの深海魚。原始的なサメの特徴をよく残していることから、生きている化石と呼ばれています。
体は細長く、体長は約2mになります。全身は一様に暗褐色です。外鰓孔(がいさいこう)は6対あります。胴部は円筒形です。
卵胎生で、生殖期の4月下旬〜7月上旬にかけて、やや浅い場所に移動します。1腹に6尾〜12尾を産卵し、産出時の体長はすでに約60cmになります。生殖期にはえ縄などにかかることがありますが、個体数はあまり多くありません。外見が特異なことから、そのまま捨てられてしまうことが多かったといわれています。
1968年03月10日、横須賀市長井沖の相模湾で捕獲されたオスのラブカです。 |
[感想] |
かなり不気味なんだけど、お化けじゃないよ、ラブカの標本だよ。ラブカはサメの仲間だから、軟骨魚類になります。普通の魚は硬骨魚類です。生きた化石とか、幻の魚なんて呼ばれたりするくらい、非常にめずらしい魚です。
以前、生きたままのラブカが捕獲されたとしてニュースになりましたが、すぐに死んでしまいました。その姿は、この標本のラブカよりも気持ち悪いかも(^^ゞ |
[撮影日] |
2006年12月13日 |
[関連ページ] |
三浦半島の歴史:横須賀市深田台・横須賀市自然人文博物館 |