そらいろネット > 身近な生き物図鑑 > 魚類図鑑 > ラティメリア科 > インドネシアシーラカンス

インドネシアシーラカンス


インドネシアシーラカンス

[和名・種類]

インドネシアシーラカンス

[学名]

Latimeria menadoensis

[英名]

West indian ocean coelacanth

[名前の由来]

いんどねしあしーらかんす。インドネシアに生息するシーラカンスのこと。
別名、ラティメリア、シーラカンス。

[分布]

インドネシアのスラウェシ島沖

[科名]

シーラカンス目ラティメリア科ラティメリア属

[特徴・解説]

 インドネシアのスラウェシ島沖の水深150m〜700mの海底洞窟などに生息するシーラカンスの仲間。
 体長は約1m〜2m、体重は100kgを超える大型の海水魚です。体全体が硬い鱗で覆われ、体色は茶褐色です。硬骨魚類ですが、骨格のほとんどは軟骨で、背骨の代わりに頭骨から尾鰭にまで繋がる大きな脊柱は液体で満ちた中空の管があり、内臓を保護するための肋骨などもありません。鰭は10個あります。
 食べ物は、魚類やイカなどを、大きく開く強力な顎で捕食します。
 産卵形態は卵胎生で、卵は直径約10cm、稚魚は体長約30cmになります。
 寿命は約100年と考えられています。
 他のシーラカンスの仲間は、地質時代に繁栄し白亜紀末までに絶滅しましたが、当時とほとんど変わらない生態で生き続けているため、生きている化石と言われています。原生シーラカンスはコロモシーラカンスとインドイネシアシーラカンスのみですが、同一種とする説もあります。日本国内では、福島県にあるアクアマリンふくしまに展示されています。食用には適していません。

[観察・感想]

 シーラカンスの標本の写真です。
 シーラカンスといっても、実はたくさんの種類がいるのですが。現在ではコロモシーラカンスとインドネシアシーラカンスの2種を残して、絶滅してしまいました。現在、生き残っている2種のシーラカンスも、同一種なのではないかとする説もあります。4000万年前〜3000万年前に、2種に分かれたと考えられています。
 シーラカンスは長い間、絶滅してしまった魚だと考えられていました。20世紀になり、南アフリカで発見され、20世紀最大の発見だと言われたりもしました。その後の調査で、アフリカとインドネシアに生息していることが発見されました。
 見てすぐにわかる通り、普通の魚とはまったく異なる形をしています。ヒレの数がやたらとたくさんあり、胸鰭にいたっては、まるで手のような形になっています。硬くて丈夫な鱗に覆われているのも、古代魚の特徴のひとつです。骨が発達していないため、鱗で大きな体を支えています。
 私にとっては、憧れの魚です。

[写真撮影]

----年--月--日

[関連ページ]
-
-
-
-
メインコンテンツ

 ・家庭の医学
 ・身近な植物図鑑
 ・身近な昆虫図鑑
 ・身近な野鳥図鑑
 ・身近な貝殻図鑑
 身近な生き物図鑑
 ・ベランダ園芸
 ・三浦半島観光地図
 ・無料で塗り絵
 ・ゲーム情報局
 ・日記
 ・コミュニティー

広告
SNS
チェック
このエントリーをはてなブックマークに追加


  身近な魚類図鑑-ラティメリア科  
そらいろネット インドネシアシーラカンス
Copyright そらいろネット All right reserved.