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タツノオトシゴ


タツノオトシゴ

[和名・種類]

タツノオトシゴ

[学名]

Hippocampus coronatus

[英名]

Seahorse

[名前の由来]

竜の落とし子。竜の子供のように見えることから。
別名、ウミウマ(海馬)、カイマ(海馬)、ウマノコ(馬の子)、ウマノカオ(馬の顔)、リュウノコマ(竜の駒)、ウマヒキ(馬引き)、リュウグウノコマ(竜宮の馬)、ウマウオ(馬魚)、タツノコ(竜の子)など。

[分布]

北海道以南、南日本、伊豆諸島

[科名]

トゲウオ目ヨウジウオ科

[特徴・生態]

 浅海域沿岸や内湾の藻場に生息する、ヨウジウオの仲間。
 体長は約8cmになります。胴部は側扁し、頭部は胴部と直角の方向に曲がります。吻は細長く、後頭部の冠状突起が高く、頭頂部が著しく高くなります。胴部の骨質結節は、一般に棘状です。尾部は細長く、尾びれがなく、他物に巻き付くことができます。体色は黄色、または茶色です。背びれ13〜14、胸びれ11、体輪数は胴部に10、尾部に38〜40。育児嚢はオスの尾部前7輪を占めます。
 産卵時、雌雄が尾部で絡み合い、体長が産卵に都合が悪いと、離れて適当な体長のものを探します。メスは胸を反らせ、輪卵管を開き、オスの育児嚢に卵を滑り込ませます。1回に5個〜9個の卵を出しては、尾部を海藻に巻き付けて休息します。約2時間かけて40個〜50個の卵を受け渡します。孵化した幼魚は、育児嚢から出るころには、親と同じ形をしています。
 頭部や体に枝状付属物が出ることがあり、ハナタツとの区別が難しいことがあります。
 食用にはなりませんが、乾燥した雌雄一対を錦の袋に入れ、安産のお守りにします。

[観察・感想]

 海岸に打ち上げられた、タツノオトシゴの写真です。
 今まで何度も訪れたことのある、地元の海岸なんですが。海藻に混じって、見慣れない物を発見しました。なんと、タツノオトシゴを発見しちゃいましたー。水族館でしか見たことなかったので、まさか本物のタツノオトシゴを見付けることができるなんて。もう、感激です!!まさか、タツノオトシゴを見付けることができるなんて、思ってもいませんでした。
 打ち上げられているので、すでに死んでしまっているのですが。
 見かける機会のない魚なので、持ち帰ることにしました。そのままにしておくと、カビが生えちゃったり、腐っちゃったり、あるいはバラバラに砕けてしまったりするかもしれないので。時間を掛けてゆっくりと樹脂を染み込ませ、しっかりと乾燥させて、カチカチに仕上げてみました。
 その後は、神棚に飾ってあります。現在でも、神棚にタツノオトシゴがいます。自分の人生で一度きりの発見なので、また見付けたいなー。探しているんだけど、打ち上げられてないんだよね。

[写真撮影]

2008年09月09日

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