樹上、田畑、草むら、河川敷などの人家やその周辺に生息するナミヘビの仲間。条件さえ恵まれれば、住宅街でも生息しています。
全長は110cm〜192cmになります。オスの方が大型になりますが、特に大型の個体はメスが多いです。顔つきがやや四角く、眼はオリーブ色がかった褐色で、瞳孔は丸いです。背面の色や模様は青みがかった褐色、くすんだ緑色が多いですが、個体差があります。胴体に黒色の薄い縦縞が4列走りますが、ない個体もいます。幼体はマムシに良く似ています。
つかまれると総排出口から悪臭を出します。ドクダミの香りを濃縮させ、ゴキブリ臭をブレンドした不快な臭いがします。
幼体はカエル、トカゲなどを食べ、成長すると鳥類や哺乳類を捕食します。胴を巻き付けて獲物を絞め殺し、卵などの大きなエサも丸呑みします。
5月〜6月、交尾を行います。7月〜8月、4個〜17個の卵を生みます。
山口県岩国市の白化個体群(アルビノ)は、国指定天然記念物になっています。 |