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アオダイショウ


アオダイショウ
[和名・種類]

アオダイショウ

[学名]

Elaphe climacophora

[英名]

Japanese Rat Snake

[名前の由来]

青大将。青い色をした大蛇のこと。

[分布]

日本各地

[科名]

有鱗目ナミヘビ科

[特徴・生態]

 樹上、田畑、草むら、河川敷などの人家やその周辺に生息するナミヘビの仲間。条件さえ恵まれれば、住宅街でも生息しています。
 全長は110cm〜192cmになります。オスの方が大型になりますが、特に大型の個体はメスが多いです。顔つきがやや四角く、眼はオリーブ色がかった褐色で、瞳孔は丸いです。背面の色や模様は青みがかった褐色、くすんだ緑色が多いですが、個体差があります。胴体に黒色の薄い縦縞が4列走りますが、ない個体もいます。幼体はマムシに良く似ています。
 つかまれると総排出口から悪臭を出します。ドクダミの香りを濃縮させ、ゴキブリ臭をブレンドした不快な臭いがします。
 幼体はカエル、トカゲなどを食べ、成長すると鳥類や哺乳類を捕食します。胴を巻き付けて獲物を絞め殺し、卵などの大きなエサも丸呑みします。
 5月〜6月、交尾を行います。7月〜8月、4個〜17個の卵を生みます。
 山口県岩国市の白化個体群(アルビノ)は、国指定天然記念物になっています。

[観察・感想]

 アオダイショウの写真です。
 普通に住宅街の道を歩いていたら、突然、目の前に細長く動く物が。ビニール袋の切れ端が、風に飛ばされているんだろうと思っていたんだけど、近付いてみたら、なんと、ヘビだったー!しかも、かなりデカイ。
 さすがに開けた道路上では落ち着かないのだろう、必死に身体をくねらせながら、移動していました。毒ヘビと毒のないヘビを瞬間的に見分けられるほどの知識がないので、移動しようとしている先に回り込んで写真を撮るのはちょっと怖いし。毒ヘビじゃなくても、進む先を妨害されたら噛み付いてくるかもしれないし。
 追いかけながら、必死にシャッターを切りました。いやー、ヘビに近付こうとするだけで、心臓がドキドキとしてきますね。
 アオダイショウは日本固有種で、本土ではもっとも大きくなるヘビの仲間になります。樹上を好みますが、街中の住宅街にも生息していることがあるヘビです。家に生息するネズミを食べるため、人家近くに生息しているらしいです。人が住んでいない場所には、アオダイショウは生息していないらしいです。

[写真撮影]

2008年07月03日

アオダイショウ
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