緩やかな河川、湖沼に生息するスッポンの仲間。
甲長は20cm〜25cmになりますが、最大で約35cmになります。ややオスの方が大きくなります。甲は極めて平たく、表面の甲板は消失し、やわらかい皮膚で覆われています。背甲内部では縁骨板、腹甲も表面・内部ともに退化しています。鼻の先の肉質部が長く伸びており、浅い水場では砂や泥に体を沈めたまま、鼻先だけを水面に出して呼吸します。
食べ物は、飼育下では雑食性ですが、野生下では肉食です。貝類、甲殻類、水生昆虫、魚類、両生類を食べます。
繁殖は春〜初夏に交尾し、交尾後2ヶ月で産卵します。1回の産卵で5個〜40個の卵を産みます。
性質は荒く、噛む力も強いので注意が必要です。肉質の唇の奥に鋭いくちばしがあり、噛まれると大怪我をする恐れがあります。警戒心が強く、かなりの速度で歩くことができます。夜行性の傾向が強いですが、しばしば日光浴もします。 |