平地、人家付近、山地に普通に生息する、トカゲの仲間。
体長は20cm〜25cm、頭胴長は6cm〜9.6cmになります。オスは頭部が大きく、メスは小さいです。
幼体では、背面や側面は黒色で、5本の金色を帯びた縦条が走り、尾は鮮やかな青色です。
オスの成体は、背面が金色を帯びた褐色で、繁殖期には咽喉や胸が橙色になります。メスの成体は、幼時の色や縦条が色褪せた状態で残ることが多いです。雌雄ともに、腹面は淡褐色〜灰色です。体鱗は24列〜28列です。
食べ物は、昆虫、クモ、ワラジムシ、ダンゴムシなどの陸上接触動物、ミミズなどを捕食します。
繁殖は、4月〜5月に行われ、メスが石の下や樹木の根元などに巣穴を作り、5個〜16個の卵を産卵します。メスは巣穴で卵の世話をします。6月〜7月に孵化します。
伊豆半島にはオカダトカゲ、トカラ列島にはオキナワトカゲが生息しています。動作は俊敏で用心深く、異変を感じると物陰に隠れます。尾は小さな刺激で自切します。
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