[特徴・生態] |
潮間帯でもっとも普通に生える緑藻類のアオサの仲間。日本国内ではアオサ類は11種確認されていますが、本種はもっとも普通に見られます。おもに春〜夏にかけて、潮間帯上部の岩場に生息しますが、場所によっては一年を通して見ることができます。
普通は長さ10cm〜30cmになります。内湾では長さ50cm以上の大型になることがあり、三浦半島では東京湾側に大型の物が多くみられます。体は緑色で、薄い膜状です。
円形、卵形、楕円形など、さまざまな形状があります。成長するにともない、膜に大小の穴が開いています。
アオサ類が大発生し海が一面緑色になることをグリーンタイド(緑潮)と呼び、アオサが海岸に堆積し腐敗するので日本各地で問題となっています。
食用になります。また、アワビやサザエなどの飼料としても使用されます。 |