やや内湾的な磯〜外海に面した潮間帯〜水深20mの岩場にごく普通に生息するカニ。
甲長は約4.5cmになり、前方に狭い西洋梨形で、甲面が強く隆起します。甲面は大小の鋭い顆粒と、短毛で覆われています。甲や歩脚に海藻をつけて身を隠します。
額角は互いに接し、前方にまっすぐ伸びます。はさみ脚の掌部には毛も顆粒もなく、黄緑色に濃緑色のまだら模様があります。
動きは鈍く、海藻がついた岩の表面でじっとして、周囲の環境と同調してカモフラージュしていることが多いです。
国内での近縁種は4種知られていますが、額角に3対のとげがあるツノダシイソクズガニが多くみられます。
|