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ヨツハモガニ


ヨツハモガニ

[和名・種類]

ヨツハモガニ

[学名]

Pugettia quadridens

[英名]

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[名前の由来]

四歯藻蟹。

[分布]

北海道以南〜九州、朝鮮半島・中国北部

[科名]

軟甲綱エビ目カニ下目クモガニ科

[特徴・生態]

 寒帯〜温帯の水深2m〜10mの岩礁域に普通に生息するクモガニの仲間。
 甲長は約3cm、甲幅は約2.5cmになります。甲は縦長の西洋梨形で、緑褐色〜チョコレート色です。甲域は良く分かれて、それぞれに顆粒を持ちます。額角はやや平行して先端が開き、眼前棘もやや小さいですが鋭いです。肝域の歯は著しく大きく、前側縁と後側縁の交点の歯も大きいです。
 はさみ脚は強大で、特に雄のはさみ脚は大きいです。
 繁殖期は2月〜8月です。卵は約20日でふ化します。
 寿命は約1年です。
 海藻などを切り取って甲に付け、カモフラージュする習性があります。動きが鈍く、海藻の間に隠れており、見付けにくいです。

[観察・感想]

 ヨツハモガニの写真です。
 波打ち際に打ち上げられていた、ヨツハモガニです。波に洗われたためか、背中に付けていたと思われる海藻などは、綺麗に洗い流されています。海藻がなくなると、甲羅の様子が良くわかるので、見分けやすいかもしれないです。
 クモガニの仲間としては、わりとポピュラーな種類で、個体数が多いです。沿岸の浅い岩礁域に生息していますが、海藻の間などに隠れているし、海藻を甲に付けて擬態しているので、見付けるのは意外と難しいです。潮溜まりなどを探すのが普通ですが、なかなか見つけられないと思います。
 波打ち際に打ち上げられているのは、死んでしまっていることが多いです。この写真のヨツハモガニも、すでにお亡くなりになっていました。波打ち際を歩いていたら何匹か見付けたので、やっぱり個体数は多いみたいです。生きている状態で見付けられれば、水槽で飼育することも可能なんじゃないかなーと思います。

[写真撮影]

2008年12月15日

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