クロフジツボ

[和名・種類]

クロフジツボ

[学名]

Tetraclita japonica

[英名]

Giant barnacle

[名前の由来]

黒藤壺、黒富士壺。黒色のフジツボのこと。

[分布]

本州北部〜琉球諸島

[科名]

顎脚綱無柄目フジツボ亜目クロフジツボ科

[特徴・生態]

　外洋〜湾口部の中潮帯〜低潮帯の岩礁に群生する大型のクロフジツボの仲間。
　殻径は2cm〜4cm、殻高は2cm〜4cmになります。一般に急円錐形をなし、殻口は円形で小さいですが、老成すると口縁が浸食されて殻口が広がります。殻表は暗紫灰色、または深灰色です。表面には縦走する無数の隆起があります。4枚の殻板からなりますが、老成個体では接合部が不明瞭になります。周殻の底には多数の孔が開きますが、殻底の中央部は膜質です。
　良く似ているタイワンクロフジツボの殻は赤色、ミナミクロフジツボは緑色です。

[観察・感想]

　フジツボなんてどれも同じだろーなんて思っていたんですが、ピンク色じゃないフジツボを発見。良く見てみると、形も少し違うみたい。
　とりあえず写真を撮影しておいて、後日、図鑑で調べてみたところ・・・。クロフジツボっていう種類のフジツボになるみたい。フジツボの仲間だけでも何種類もいるみたいで、見分けるのに苦労するね。どれも同じだろうなんて思っていた程度にしか関心がなかったので、見分けるのにはなおさら苦労します。
　あんまり岩場のある海岸に行く機会がないんだけど、岩場の海の生き物たちの写真も、これからたくさん掲載していけるようになったらいいなーなんて思っています。難しいけど、なんとか頑張るよぉー。

[写真撮影]

2008年02月29日