丘陵〜高山の山麓まで、樹林内に広く生息しているエナガの仲間。
全長は約14cm、翼開長は約16cmになります。雌雄同色です。頭部や翼の黒色と、下面の白色がくっきりと色分けされています。肩、腰、下尾筒は淡い紅紫色です。長い尾に小さく丸い体、小さなクチバシが特徴です。
アブラムシなどの小さな昆虫や、クモなどを捕食します。枝にぶら下がって逆さになったり、停空飛翔をしてついばんだり、葉の茂みや樹皮などを丹念に探索してエサを探します。
繁殖期以外は群れで行動し、秋冬は数羽〜十数羽の小群で行動し、ほかのカラ類と混群になることもあります。夜間には体を寄せ合って枝に止まっている姿も見ることができます。
自然林よりも、植林地などの二次林で多く見られます。樹林の多い市街地の公園などでも見かけることができます。北海道には亜種のシマエナガが生息しています。シマエナガは過眼線がなく、頭部は白色をしています。
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