高地の断崖絶壁に生息するコンドルの仲間。
全長は約132cm、翼開長は約290cm、体重は9.5kg〜13.5kgになります。体色はほぼ灰黒色で、襟に白い輪があります。頭部は暗赤色に裸出して、シワがあります。オスは額に肉冠と、顎に肉垂れがあります。
高地で大型哺乳類の死体を食べて生活しています。まれに、子牛などの動物を襲うこともあります。海岸に出るものもおり、海鳥の卵を強奪したり、海獣や魚の死体を食べることもあります。頭部に羽が生えていないのは、死肉に頭を突っ込み食べることから、血液などが羽毛に付着し不衛生になるのを避けるためと考えられています。体温調節にも役立っていると考えられます。
空を飛ぶ鳥類の中では、もっとも大型の種になります。寿命は50年以上と推定されます。
遺伝子解析の研究によって、コンドルはコウノトリ科のコンドル亜科に分類されるようになしました。 |