池沼、川岸、休耕田などに生息する、サギの仲間。
全長は約37cm、翼開長は約53cmになります。日本のサギ類では最小になります。風切が黒く、飛ぶ時に目立ちます。首を縮めて猫背ぎみの姿勢でいることが多いです。くちばしが橙色で、足は黄色です。雄は頭頂が黒く、雌は赤褐色です。また、雌には腹に褐色の縦斑があります。黄褐色で擬態もするため見付けづらい。
夏鳥として飛来し、各地で繁殖します。アシなどの茎葉を折り曲げて営巣します。暖地の一部では、越冬するものもいます。
アシ、マコモ、ガマ類などが生い茂る湿地に生息し、水際や草の上で待ち伏せしえ、魚類や両生類をとがったくちばしを使って捕食します。
足指で茎をつかんで伝い歩いたり、浮き草の上を歩いたりします。飛翔時は草丈すれすれを飛びます。
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