針葉樹林内に生息する留鳥・漂鳥です。
全長は14cm、翼開長は22cm、嘴は1.3cm、尾は約5cmになります。
雄は背面暗青色で、腰、上尾筒、雨覆の一部は空青色です。風切羽と尾羽は褐色で、外弁は暗青色です。顔は黒く、短い眉斑があります。腹面は黄白色で、脇は橙黄色を帯びます。
雌は背面はオリーブ色です。
アジアの東北部で繁殖し、東南アジアで越冬します。日本では北海道と本州高地で繁殖します。冬期は山麓、丘陵、樹林の多い公園などに移動します。繁殖地の山には晩春から現れ、雄は高い木の枝にとまって明るい声でさえずります。単独で縄張りを持ちます。
巣は木の根元やくぼみなど、目立たないところに造ります。産卵後、ジュウイチなどのカッコウ科の鳥に托卵されることがあります。
夏期は針葉樹林内で昆虫などを捕食します。秋冬は昆虫類のほか、木の実なども食べます。
コルリやオオルリも雄が青色の小鳥ですが、ルリビタキの雄は脇がオレンジ色です。ルリビタキの雌は、上面が緑褐色で下面は白っぽく、尾が青色を帯びます。
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