三浦半島身近な図鑑 > こころコミュニティー > 生活事典 > 園芸 > ハードウッドを使ったウッドデッキの作り方

ハードウッドを使ったウッドデッキの作り方


DIY
DIYとはなんぞや
   普段、何気なく使っている言葉、DIY。何の略語だか知らない人は、、、あんまりいないですよねー。某保険会社のCMでお馴染みだと思いますが【Do It Yourself】の略語です。日本語に訳すと、『自分でやれ』ってことでしょうかね(^^ゞ
 日曜大工=DIYみたいな感じで使われています。
ウッドデッキとはなんぞや
   英語で書くと【Wood Deck】で、居間や食堂などの前庭に木材を組んで作られた開放的なデッキのことです。
 テレビ番組では、ビフォーアフターとか、テレビチャンピオンなんかを見ていると、良く出てきますね。ちょっとオシャレな空間を作りたい場合なんかに、利用されることが多いみたいです。庭があれば私もウッドデッキテラスが欲しいっす・・・
材質
安くて身近なSPF材
   ウッドデッキっていっても、材料に使われる木材にはさまざまな種類があるんですよ。屋外に作るものなので、風雨にさらされるし、直射日光は照り付けるし、どんな材質の木を使ってもいいってわけじゃないんです。
 大きなホームセンターに行っても、たくさんの種類の木材の販売をしているお店はかなり少ないですね。
 細かい話になってしまいますが、ホームセンターで売られている木材のほとんどはSPF材と言われる木材なんですよ。Sはスプルースでエゾ松、Pはパインで松、Fはファーでモミの木のことです。それぞれ違う種類の木なんですが、外見や特徴が似ているので、総称してSPF材と呼んでいます。安くて、初心者にも加工がしやすいので、ホームセンター側としては売りやすいんだと思います。
 木肌が白くて綺麗なんですが、耐久性には劣っていて、ウッドデッキとして使うと2年くらいで腐ってしまいます(T_T)
 そうならないために、ステイン系の塗料を塗ったりして、定期的にメンテナンスを行わないと、すぐに腐ってしまいます。
ハードウッド
   ウッドデッキとして使うなら、以下に紹介するハードウッドと呼ばれる木材をオススメします。日本では、ケヤキや、クリの木が該当します。
 ちょっと高価なハードウッドでも、ネット上をよーく探すと、安いお店があるんですね。木材の種類も豊富で充実、価格はかなり安く設定されています。
 世界情勢の変動や、森林資源の保護などから、ハードウッドは供給不足気味になっています。今後はさらに入手しづらくなってくることが予想されます。
  15年以上の抜群の耐久性
     SPF材よりは少し高価ですが、耐久性があって、15年以上はもつと思われます。 なぜ高価なのかというと、成長が遅いし、まっすぐ育たないので、あまりたくさんとれないんです。
  メンテナンスフリー
     作った後はメンテナンスが必要ないというのも大きな利点ですのひとつですね。
 防腐剤や、防虫剤は定期的に使用しなくてはいけない上、体にも良くないので、環境にも身体にも優しいのは、ハードウッドの魅力です。
  シロアリに強い
     ハードウッドの魅力は耐久性があって、設置後のメンテナンスがいらないだけじゃないんです。
 虫が寄り付かないので、シロアリにも強いんです。関東のように温かい地方では、シロアリの害も多くなってしまいますが、ハードウッドならそんな心配もいりません。シロアリ駆除のための薬剤も必要ないので、身体にも優しいです。

■ サイプレス ■
サイプレス
 ウッドデッキ・ガーデニング・DIYなど、万能に使える高耐久ハードウッドがサイプレスです。

 オーストラリアのヒノキです。
 世界一、シロアリに強いといわれています。節も綺麗で、木らしい木と言った感じです。日本人に馴染みの深いヒノキなので、肌触り、香りも良いです。
 ハードウッドの中では加工もしやすく、人気のある木材です。
■ イタウバ ■
イタウバ
 最上、至極のハードウッドデッキ材と呼ばれています。

 ブラジル北部、粘土質の土壌の高台にある森林に生息する木です。
 木肌は赤色に近く滑らかで、光沢があり、強靭で、衝撃にも強く、変形も少なく、重構造材に適した材です。シロアリにも強く、ブラジルでは耐久性はイペ以上と認識されています。
 ハードウッドの中では加工もしやすく、人気があります。イナバウアーではありませんよ。
■ セランガンバツー ■
セランガンバツー
 ウッドデッキ・DIY・ガーデニングなど、万能に使える 高耐久ハードウッドのセランガンバツーです。

 インドネシアに生えている木で、別名をバンキライなんて呼んだりもします。
 東京トリトンスクエアー、東京駅、PCPビル1Fアプローチ(コーヒーショップ)、西新井スバルショールーム等の日本の公共事業、競馬場などにも多く使用されています。
 加工はやや難しい部類に入ります。
■ イペ ■
イペ
 港湾や岸壁など、湿気の多いところで使われるハードウッドです。

 南米アマゾン川流域に分布するノウゼンカツラ科の植物です。
 東京アクアラインの海ほたるのウッドデッキ、横浜大桟橋、東京外語大府中キャンパスプロムナード、上野不忍池などに使用されています。
 加工はやや難しい部類に入ります。人によっては、木粉が肌や目に付くとかぶれることがあります。
■ ウリン ■
ウリン
 高耐久のハードウッドです。一生涯、腐らない木とされています。

 東南アジアに生えている、クスノキ科の植物です。それというのも、別名、アイアンウッド(鉄の木)と呼ばれています。ビリアン、マランガイとも呼ばれたりします。
 その耐久性から、兵庫の川鉄神戸本社屋上デッキ、東京の新中川護岸工事浮桟橋、神奈川県の横浜ベイサイドマリーナ、愛媛の松山空港展望台・遊歩道、千葉のディズニーシー・ウッドデッキなどに使用されています。
 加工はやや難しい部類に入ります。
■ アマゾンウリン ■
アマゾンウリン
 インドネシア産ウリンの進化系ウッドデッキ材です。

 南米を原産として、デッキ材、外壁、高級家具材などとして世界各地で使用されています。
 耐久性に優れ、仕上がりの美しさをも併せ持つ高耐久性デッキ材です。本家のインドネシア産ウリンよりも堅くて、樹液も出にくい特徴があります。
 フナクイムシに対する抵抗が特に強いので海洋構造物に良いと言われています。
■ イペシャンペーン ■
イペシャンペーン
 イタウバ、イペと同様、耐久性に非常に優れたハードウッドです。

 ブラジル産のクマルという植物です。樹高は40mにもなり、直径は1mにもなる大木です。アメリカではイペシャンペーンと呼ばれています。
 色調、木目はイペと良く似ていて、値段が安いので、イペの代替品としてオススメです。
■ ジャトバ ■
ジャトバ
 木肌が美しく、赤色に近く、滑らかで、光沢があるので面材に適したハードウッドです。

 南米アマゾン川流域に分布する大木です。樹高は40mにもなり、直径は1.5mにもなります。
 オーストラリア産のアンデスジャラよりも赤味が強いのが特徴です。シロアリにも強く、耐久性はイペと同じくらいです。面材として使うと、高級感が出ます。
 人によっては、木粉が肌や目に付くとかぶれることがあります。
■ ガラッパ ■
ガラッパ
 ウッドデッキ、DIY、ガーデニングに使える万能なハードウッドです。

 ブラジル原産の植物です。
 表面がなめらかで美しいのが特徴です。径年劣化による色の体色が少ないのも特徴です。腐食に対する耐久性は非常に高いです。
■ レッドシダー ■
レッドシダー
 日本では米杉(ベイスギ)とよばれるウエスタンレッドシダー(WRC)はカナダの木材です。

 北米では、このウエスタンレッドシダーはポピュラーで、日本でも数多く使われています。
 もっとも加工のしやすい部類に入ります。狂いが少なく、高い耐久性があります。
■ レッドウッド ■
レッドウッド
 アメリカのカルフォルニアでは、『神秘の木』と言われています。

 日本で言うならば、屋久杉と同じような認知がされています。ちなみに、屋久杉のページはこちら。
鹿児島県観光地図:鹿児島県屋久島
 おもに、カリフォルニアの国立公園内で育ち、厳しい規制の元で、伐採数量に制限があり、とてもカチのある木材です。いつでも入手できるというわけではありません。
 もっとも加工しやすい部類に入ります。ソフトウッドとしては、もっとも耐久性があります。
■ マサランドゥーパ ■
マサランドゥーパ
 ウッドデッキ、DIY、ガーデニングに使える万能なハードウッドです。

 ブラジル原産の植物で、耐久性があり、腐食菌やシロアリに強いという特徴があります。
 また、木肌が細かく、表面は滑らかで光沢のある木材です。

ウッドデッキの作り方
オススメの木材
   もしこだわりがなければ、初心者にオススメの木材は、サイプレスか、イタウバです。ハードウッドの中では、一番手間がかからず作ることができます。
 でも、ウッドデッキって、そういくつも作るものじゃないですよね。きっと作るのは人生で一度きり。特にこのページで紹介した木材はすべて高い耐久力のあるものばかりなので、竜巻が直撃したとか、隕石が落ちてきたりしなければ、作り直したりすることはないと思います。
 最初から良い物で作った方が無難です。
セットもの
 
ウッドデッキ
 木材をどう揃えて良いものかわからない方には、必要な木材がセットになって売られている物を購入するのが良いでしょう。
 これなら、実際に作っている最中に、「あっ、1本、足りなーい」とか、「あれー、1本、あまっちゃったなー」なんてことにもならずにすみますね。
 組み立てるだけなので、難しい設計の必要もありません。ステップや縁側など、誰でも簡単に作れるようなものから、テラスのような本格的なものまで用意されています。
作り方
   自分じゃ絶対に作れないと思うかもしれませんが、女性でも作っちゃったりしているんですよ。
 初めてやる人は、すべてを1日でやろうと考えてしまって、頭の中がいっぱいになってできなくなっちゃうんだと思います。でも、プロだって、何日もかけて作るわけなので、最初から色々と考える必要はありません。

ウッドデッキの作り方用の道具
ウッドデッキ作りに必要な物
   木材だけがあってもウッドデッキは作れないので、ウッドデッキ作りに必要な物を紹介します。
 それと、ハードウッドを専門に扱うお店ならではの商品も紹介します。他のお店にはない商品ばかりです。

■ 道具セット ■
道具セット
 ウッドデッキ作りに必要な、基礎の部分になる束石。
 強い締結力が得られる硬質木材専用ネジ。普通のネジだと、木材の固さに負けてしまいます。
 下穴および皿取加工が同時に一本でスムーズに行える皿取錐など。ハードウッドを使ってウッドデッキを作る場合、木材が硬いため工具類も少し異なります。
■ ウッドデッキパネル ■
ウッドデッキパネル
 今までページをちゃんと読んでくれた人なら、この商品の凄さが良くわかると思います。
 ただのスノコなんですが、そんじょそこらのスノコとはわけがちがいます。材質がハードウッドのセランガンバツーや、ウリンを使っています。「贅沢しすぎじゃない?」って思っちゃいます。
 これで値段は888円。押し入れにも使えますよ。
■ 枕木 ■
枕木
 電車の枕木です。中古と新品とがありますが、中古の方が値段も安いですし、味わいがあっていいと思います。ただ、新品を買っても、使っていくうちに味わいが出てくるので、同じかな。
 ウッドデッキと同じように、最近、流行っています。
 枕木が購入できるお店って、かなり少ないと思います。
 オーストラリア産中古枕木なら1本650円、JRの新品枕木なら1本3980円から。レールを固定するピンは1本210円から。
■ フェンス ■
フェンス
 木製のフェンスです。フェンスもハードウッドを使うことにより、高い耐久性を持たせることが可能です。
 材質にはオーストラリア産のサイプレスを使っています。
 レンガの色と相性の良いフェンスです。
■ ラティス ■
ラティス
 価格の安さと、見た目の美しさで、広く普及したラティスです。
 使ったことのある人ならわかると思いますが、1年くらいで腐ってしまいます。一般的に市販されているラティスはソフトウッドを使っているので、定期的に防腐処理をしなくてはいけません。
 セランガンバツーや、ウリンを使用しています。お好みの色の素材を選ぶのが良いでしょう。本物はずっしりと重いので、ビックリしますよ。
■ 樽プランター ■
樽プランター
 樹齢100年のオークの木を原材料に使っています。さらに、50年間、ウィスキー樽として使われてきたものです。
 歴史が物語る重量感や、風格が備わっています。
 ただ、土の中の微生物が木材を分解してしまうので、プランターとしての寿命は5年〜6年くらいです。
■ ウィスキー樽 ■
ウィスキー樽
 いかにもアニメやゲームに出てきそうなイメージの樽ですよね。
 樽として使うのではなく、テーブルや、庭に置いておくエクステリア用の飾り物として使います。室内では、樽の上に観葉植物を乗せても良いと思います。
■ マリンランプ ■
マリンランプ
 船乗り魂をくすぐらせるランプです。マリンライト、船舶ランプなどと呼んだりもしますが、電気式で、中には市販の電球が入っています。
 材質はハードウッド、、、ではなく、真鍮製です。ウッドデッキや、レンガと相性の良いおしゃれなランプです。
■ 貝殻ミックス ■
貝殻ミックス
 漆喰や、壁、コルクボードなどに飾りとして貼り付けたり、砂の上にちりばめたりできる、貝殻たちです。使うというよりも、コレクションしたいくらい綺麗な貝殻たちですよね。
 サラサラなパウターのように綺麗なオーストラリアの海の砂、などもあります。
 なぜか、ヒトデも入っています。
■ バークチップ ■
バークチップ
 バークチップは樹木の樹皮の部分になります。木を砕いたものは、ウッドチップと呼ばれて売られています。
 庭をおしゃれにするだけでなく、雑草の発生を抑制したり、土の乾燥を防ぐ効果があります。
 鉢植えやプランターなどでは、病害虫の予防や、保温の効果もあります。
■ クオーツストーン ■
クオーツストーン
 ピンク色で綺麗な石ですよね。ブラジルの天然石です。
 でも、コレクション用ではなくて、地面に敷いて使うものなので、販売単位も平米になっています。
■ レンガ ■
レンガ
 使い込むごとに味わいが出てくるのがレンガです。中古レンガでも、何度も使って長年に渡り同じ物を使い続けています。最近は、最初から味わいが再現されたレンガが出回っています。
 この他にも、アンティークレンガ、耐火レンガ、文字入り、さらにはさまざまな色や形のレンガが売られています。

エクステリア関連
DIYの関連ページ
   DIY関連ページをまとめてみました。業者さんや、プロ向けのページから、個人や趣味で楽しめるページまであります。プロじゃなくても、本を見ながら作っちゃうんですね、凄いです。
広告
メインコンテンツ
家庭の医学
身近な植物図鑑
身近な昆虫図鑑
身近な野鳥図鑑
身近な貝殻図鑑
身近な生き物図鑑
ベランダ園芸
三浦半島観光地図
コミュニティー
広告



  生活事典-園芸  
失敗しないコンポスト堆肥の作り方 三浦半島身近な図鑑 なぜか良く効くHB-101
Copyright 三浦半島身近な図鑑 そらいろネット All right reserved.