私はピン芸人になることを夢見て、お笑いの世界で修行中。でもまだまだ修行中の身、仕事もないので、スーパーでアルバイトをしていました。
スーパーのライブイベントでTOKIOと嵐が来るというので、以前から親交のあるTOKIOのメンバーと一緒に車で移動中。嵐がライブイベントを開催中でしたが、TOKIOのメンバー数人が時間に間に合わず遅刻するとの連絡が入りました。メンバーが揃わないので、ライブイベントは一時中断。
メンバーが足りないので、嵐のメンバー数人と、私が加わり、TOKIOのライブイベントを行うことになりました。全員、和服に着替えて、私はTOKIOになりきってライブを行っているつもりだったのですが。動きがおかしいと舞台裏からマネージャーに呼ばれて、私だけ目立たないようにジャージに着替えさせられました。
メンバーの自己紹介の時間になったら、また舞台裏からマネージャーに呼ばれ、「オマエは帰れ」と言われてしまった。売れないお笑い芸人にとっては、またとない絶好のチャンスだったのに、絶望に打ちひしがれて失意のどん底で自宅に帰りました。
家に帰ると、TOKIOと嵐のメンバーが打ち上げをやっており、山口達也から「せっかくみんなで頑張ってたのに、なんでオマエだけ先に帰っちゃったんだよー」って怒られてしまいました。事情を説明するとわかってくれて、マネージャーに向かって、「全員で始めて、全員で終わることが重要なんじゃないか」って怒っていました。う、う、う、山口達也さん、優しい・・・。夢から目が覚めてからも、山口達也さんの気持ちが嬉しかったです。 |