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 ウシアブの成虫

ウシアブの成虫

[和名・種類] ウシアブ
[学名] Tabanus trigonus
[英名] -
[名前の由来] 牛虻。
[分布] 日本各地
[科名] ハエ目アブ科
[体色] 橙色
[時期] 7月・8月・9月
[特徴・生態]  日本各地の山地で普通に生息するアブの仲間。
 体長は22mm〜29mmになる大型種です。体は紫褐色を帯びる灰黒色〜灰褐色です。背中の地色は黒色で、黄色の毛で覆われます。胸背の前半部に3本の褐色の縦線があります。腹は紫褐色で、中央に黄白色の三角の斑模様があります。単眼はなく、中額瘤は線状で、下額瘤は楕円形、複眼は緑色を帯びます。触覚の先端鞭節は橙色で、基部関節は黒色です。
 越冬形態は、幼虫です。
 食べ物は、ウシやウマなどの家畜を襲撃して吸血し、時に人を刺すこともあります。雑木林の樹液にも集まります。幼虫は肉食で、土中でミミズや小動物を捕食します。
 生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の、完全変態を行います。
 産卵形態は、三角錐状の卵塊を、草、牛舎の板塀や天井などに産み付けます。1卵塊の卵数は500個〜600個あります。卵は約1週間で孵化します。
[観察・感想]  ウシアブの成虫の写真です。
 ウシやウマなど、家畜の血を吸うアブの一種です。家畜が放牧されているような場所では、たくさん生息しています。家畜や動物がいない場所では、あまり見かけないですね。
 小田原にある石垣山城に行った時、アシナガバチのようなスズメバチのような虫に、追い駆け回されたんですよ。どんなに走って逃げて行っても、自分の後方を蛇行しながら追い駆けてきて、とても怖い思いをしました。どうやらその正体は、スズメバチではなくて、アブだったみたいです。アブの仲間でも、スズメバチに良く似ているアカウシアブだったようです。
 城ヶ島に釣りに行った時には、謎の虫に刺されたことがありました。吸血する虫のようで、刺された時にちょっとピリっとするような痛みがあるのですが、血がチョロっと垂れていて、おかしいなーなんて思っていました。翌日から1週間くらい、腫れ続けてしまって。しかも数十ヶ所も。その正体は、ヌカカという昆虫でした。
 吸血昆虫は、厄介です(T_T)
[写真撮影] 2008年07月30日
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