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セアカクロバネキノコバエの成虫


セアカクロバネキノコバエ

[和名・種類]

セアカクロバネキノコバエ

[学名]

Sciara thoracica

[英名]

-

[名前の由来]

背赤黒翅茸蠅。背が赤色をしたクロバネキノコバエのこと。
別名、セアカキノコバエ(背赤茸蠅)。背が赤色をしたキノコバエのこと。

[分布]

本州

[科名]

ハエ目クロバネキノコバエ科

[体色]

橙色

[時期]

4月・5月・6月

[特徴・生態]

 草原などに生息する、クロバネキノコバエの仲間。
 体長は約10mmになります。オスよりメスの方が、やや大型になります。体色は鮮やかな橙赤色で、頭部は小さいです。翅は黒色です。肢は黒色です。
 幼虫は、うじ虫形です。
 越冬形態は、不明です。
 食べ物は、幼虫では、枯れ草や堆肥中のキノコ類の菌糸を食べます。成虫では、腐った果実などを食べます。
 生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の、完全変態を行います。
 時に大量発生することがあります。

[観察・感想]

 セアカクロバネキノコバエの成虫の写真です。
 とっても長い名前の昆虫、セアカクロバネキノコバエ。別名をセアカキノコバエといいます。どちらも同じくらいの頻度で使われているため、標準和名が良くわかりません。そもそも、分類の科の名前が違っていたりします。クロバネキノコバエ科と記載されていると、セアカクロバネキノコバエとなります。キノコバエ科と記載されると、セアカキノコバエとなります。
 とてもわかりづらい名前を持った昆虫です。あまり昆虫に興味がない私にとっては、頭がパニック状態になってしまいます。
 こんな昆虫は見たことがないと思うのですが、一般人にとっては、コバエとして扱われます。コバエにしては大きいし、体の色も特徴的なので、存在感はあります。
 名前にセアカって付くし、毒でも持っているかのような色をしていますが、毒は持っていません。人を刺したりすることもないので、不快害虫といったところでしょうか。

[写真撮影]

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