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レイシガイ


レイシガイ

[和名・種類]

レイシガイ

[学名]

Thais bronni

[英名]

Purple shell

[名前の由来]

茘枝貝。

[分布]

本州以南

[科名]

巻貝綱(腹足綱)バイ目(新腹足目)アクキガイ科

[特徴・解説]

 潮間帯から水深10mくらいまでの岩礁にもっとも普通に生息するアクキガイの仲間。
 殻高は約6cm、殻径は約4cmの両錘形になります。質は厚くて、硬いです。灰黄色で、褐色の斑紋を生じることがあります。螺塔は6階あり、各層に丸い大きなコブが2列に並びます。体層は大きく、4列にコブが並び、肩にあるものがもっとも強くなります。コブは丸みがあります。全表面に、細い螺肋があります。殻口内は橙色で、内側に4歯を生じます。
 二枚貝の殻に穴を開けて、中の肉を食べます。成貝はケガキなどの殻に穿孔して、食害します。
 卵のうは高さ4.5mm、直径1.2mmの円筒形で、中に160個〜220個の卵が入っています。夏季、岩棚の隙間やくぼみに多数集まって産卵します。10日〜2週間でベリンジャーン幼生が泳ぎ出します。

[観察・感想]

 打ち上げられたレイシガイの写真です。
 レイシガイなのか、クリフレイシなのか、見分けにはあまり自信がありません・・・。クリフレイシの場合、殻の外側にあるイボが黒色で尖っているのが特徴なんですが。この写真の貝殻は、海藻が付着しているので色は見分けられません。イボの先端は尖っていないで、丸みを帯びているのですが、波に削られたのかなって気もするし・・・。貝殻の内側の色は、どちらかっていうとクリフレイシっぽいかなーって。
 でも、全体的な雰囲気から、レイシガイと見分けてみました。感覚的なものなので、間違っていたらスンマソン。
 巻き貝の分類、いちよ「新腹足目」ってしておきました。「バイ目」って呼ばれることもあり、市販の図鑑も「新腹足目」と書かれているものと「バイ目」と書かれたものがあり、統一されていないようです。新しい分類では、「吸腔目」に分類されています。貝類の新しい分類って、「目」が設定されていないものも多いので、ホームページ作りが難しいです。どの分類を使って作ればいいのかなーって、いつも悩んでしまいます。

[写真撮影]

2008年12月15日

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