潮間帯から水深10mくらいまでの岩礁にもっとも普通に生息するアクキガイの仲間。
殻高は約6cm、殻径は約4cmの両錘形になります。質は厚くて、硬いです。灰黄色で、褐色の斑紋を生じることがあります。螺塔は6階あり、各層に丸い大きなコブが2列に並びます。体層は大きく、4列にコブが並び、肩にあるものがもっとも強くなります。コブは丸みがあります。全表面に、細い螺肋があります。殻口内は橙色で、内側に4歯を生じます。
二枚貝の殻に穴を開けて、中の肉を食べます。成貝はケガキなどの殻に穿孔して、食害します。
卵のうは高さ4.5mm、直径1.2mmの円筒形で、中に160個〜220個の卵が入っています。夏季、岩棚の隙間やくぼみに多数集まって産卵します。10日〜2週間でベリンジャーン幼生が泳ぎ出します。
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