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ヒカリウミウシ
Plocamopherus tilesii
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光海牛。発光するウミウシのこと。
本州〜九州
裸鰓目ハナサキウミウシ科
体長は最大で10cmになります。暗褐色の不定形斑紋があり、橙色と黒色の斑点模様がたくさんあります。 発光生物です。 ウミウシ類は巻き貝から進化したものとされています。卵から孵化した幼生は、巻いた幼貝を持ちます。螺旋状に巻いて発育しますが、逆方向へ巻き戻しをして外形は左右対称になります。その後、幼貝は体から捨てられます。 分類体系は流動的です。見分けには、外部形態と色彩を基準とします。さらに歯舌や内部解剖所見によって同定します。
ヒカリウミウシの標本です。体が半透明なこともあり、標本にするとクリオネのようになってしまいます。 名前の通り、発光するウミウシとして有名です。生きていれば、見た目も綺麗なウミウシです。ウミウシっていうとアメーバとかスライムっぽいものを想像しますが、実際にはかなり色彩豊かで綺麗な生き物が多いです。もちろん、気持ち悪いのもいますが・・・ ウミウシ類は、目とか、亜目とか、綱とか、色々な分類があるけど、変更が激しくてねー。図鑑を購入するたびに変化するみたいで。
2007年09月26日