オビクイ

[和名・種類]

オビクイ

[学名]

Agriodesma navicula

[英名]

-

[名前の由来]

帯喰い貝。
別名、ウキフネ（浮き舟）。

[分布]

本州〜九州

[科名]

二枚貝綱ウミタケモドキ目サザナミガイ科

[特徴・生態]

　潮間帯〜水深20mの、カジメなどの大型海藻の根元に付着して生息するサザナミガイの仲間。
　殻長は3cm、殻高は2cmになり、横長の箱型です。殻形は変異に富みます。質は薄いです。殻表はなめらかです。内側は真珠光沢があります。殻皮は淡褐色で剥がれやすいです。

[観察・感想]

　フネガイの仲間かなーって思っていたんですが、どうも調べてみるとちょっと違うみたい。フネガイの仲間だと、放射肋が目立つけど、輪肋は目立たない種類が多いみたいで・・・
　波に現れた結果、輪肋が消えちゃったのかなーなんて思ったんですが、ちゃんと殻皮が残っているので、それほど激しく浪に洗われてすり減ったとも考えにくいし。フネガイのような形をして、輪肋のある貝ってないのかなーって調べてみたら、シコロエガイがなんとなく似てるなって思ったので、シコロエガイにしてみました。
　ただ、シコロエガイってかなり珍しい貝類になるんですよねー。同定が間違っている可能性大であります。詳しくご存知のかたがいましたら、ご連絡ください。
　そして時を経ること幾年月、2015年になって有力情報をゲットしました。専門家の目に留まり、フネガイでもなくシコロエガイでもなく、オビクイと教えていただきました。ありがとうございます(^^)

[写真撮影]

2008年02月29日

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