ヤクシマダカラ

[和名・種類]

ヤクシマダカラ

[学名]

Cypraea arabica

[英名]

Arabic cowry

[名前の由来]

屋久島宝。屋久島の宝貝。
別名、ヤクシマタカラガイ（屋久島宝貝）。

[分布]

房総半島以南、インド洋、太平洋

[科名]

巻貝綱（腹足綱 ）ニナ目（中腹足目）タカラガイ科

[特徴・生態]

　潮間帯から下の岩礁やサンゴ礁に生息するタカラガイの仲間。
　貝殻は高さ約7cm、径約5cm、背腹径約4cmになります。卵形で、背面は良く膨らみます。背は平滑で、光沢が強く、青白色の地に、多くの黒褐色の虫食い模様があります。両側は滑層がよく発達し、褐色の斑紋があります。腹面は平らで広く、殻口には黒褐色の歯が23個〜24個並びます。
　幼貝は細長く、螺層が低円錐状に高まります。亜成殻では、帯青色に淡褐色斑が並びます。

[観察・感想]

　ヤクシマダカラの貝殻の写真です。
　最初は、貝殻に網目模様があるので、アジロダカラだと思っていたんだけど。形が長細いし、斑点もないし、大きさもアジロダカラにしては大きいし。似てるんだけど、違う種類のタカラガイなんだろうなーって考えました。
　そうなると該当するのは、ヤクシマダカラの幼個体くらいしかないので。ヤクシマダカラってことにしてみました。背中の模様は、成貝のヤクシマダカラとはだいぶ異なりますが、たぶんヤクシマダカラであってるんじゃないかなって思います。正直なところ、見分けにはあまり自信がありません。シロウトが見分けを行い作成しているホームページなので、間違いに気が付いたら、ご連絡をお願いします。
　地元の海岸で、もっと色々な貝殻が拾えればいいんですが。同じ物しか拾えないので、見慣れない貝殻の見分けにはとても苦労します。やっぱり、打ち上げ貝を拾うだけじゃなくて、潜って取らないと、めずらしい貝殻には出会えないのかな？

[写真撮影]

2008年05月26日