シクラメン

[和名・種類]

シクラメン

[学名]

Cyclamen persicum

[英名]

Cyclamen, Sow bread

[名前の由来]

しくらめん。学名から。
別名、カガリビバナ（篝火草）。かがり火のような形をした花のこと。
別名、ブタノマンジュウ（豚の饅頭）。英名を和名に翻訳したもの。

[分布]

地中海地方原産

[科名]

サクラソウ科シクラメン属

[花色]

赤色・淡紅色・白色・紫色など

[花期]

１月・２月・３月・４月・１１月・１２月

[特徴・解説]

　地中海地方沿岸原産の多年草。
　高さは、15cm〜15cmになります。茎が肥大し、球根状になります。
　球根の上部から群生する葉は、柄が長く、心形で、表面には銀灰色の斑紋があり、裏面は紫色です。双子葉植物ですが、発芽時の葉は1枚だけです。
　次々に花柄を伸ばします。花筒部は下向きですが、5裂した花冠の裂片は上に反り返ります。子葉から7枚目〜8枚目の葉が出る頃、花芽が形成されます。葉芽と花芽は対になって発生します。
　明治時代、観賞用として日本に渡来しました。当初、日本の気候には合わずあまり普及しませんでしたが、戦後に普及し多くの品種が作られました。

[観察・感想]

　シクラメンの花の写真です。
　シクラメンの花って、鮮やかで綺麗ですねー。真冬で花を見かける機会も少な目な時、花壇に植えられたシクラメンを見たりすると、綺麗だなーって思います。本来は温かい温室の中や、室内で栽培するものですが、品種改良の結果、屋外でも栽培できるガーデンシクラメンが誕生しました。シクラメンの花を見かけるようになったのは、ガーデンシクラメンが普及して以後のことになるかな。
　私にとってのシクラメンのイメージは、お金持ちが育てる植物って感じでした。厚化粧をしたちょっと派手なおばさんが、家の中の窓際に並べて育てているような。しかも、ポメラニアンを抱いて歩いているような。髪の毛が紫色をしているような。目の下ブルーなおばさんのような。
　高級品っていうイメージですね。高貴でお上品な感じがします。そしてどこか、成金っぽい香りも。もしかしたら、シクラメンの香りって、お金の香りなんじゃないのかな？ 「シクラメンのかほり」を作詞作曲した小椋佳さんなら、本当のところをご存知のはず！

[写真撮影]

2009年01月13日