インド、マレー半島原産の多年草。
茎は葉が鞘状になった偽茎で、直立し、高さ1m〜2mになります。根茎状の地下茎で増えます。
葉は互生し、無柄で、長さ22cm〜55cm、幅6cm〜10cmの長楕円形〜披針形で、先端は尖り、2列に並びます。表面は光沢があり、裏面は淡褐色の長毛が密生します。
茎先に長さ約15cmの穂状、もしくは密錘花序を出し、美しい花を咲かせます。花被片は6個あり、外花被片3個は合着して花の付け根にあります。内花被片3個は付け根は合着し、先端が3つに分かれます。雄しべのうちの1個は、花弁状に変化しています。雄しべと雌しべがひとつになり、飛び出しています。短日植物のため、夕方に花を咲かせます。
果実は刮ハですが、あまり結実しません。熟すと下部が裂けて種子が散布されます。
観賞用に栽培され、耐寒性があり、暖地では屋外で越冬可能です。食用のショウガとは別種です。日本には江戸時代に渡来しました。花は芳香があり、香水に使用されます。
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