冷涼な気候を好む一年草〜越年草の野菜。
倒卵形の淡黄緑色をした大形根出葉を多数出し、高さは約40cmになります。葉には結球性、半結球性、不結球性のものがあり、普通は結球性のものをハクサイと呼びます。葉は繊維が少なく、冬の漬物に重用される他、生食、煮食もされます。外側の葉の方が栄養価が高くなります。
春になると高さ約1mの花茎を出し、先端に淡黄色の小花をつけます。強い交雑性があり、近縁他種の花粉で受粉し交雑種を作りやすい特徴を持ちます。
果実はさや状で、褐色ないし黒色の種子が多数あります。
中国で古くから栽培・改良され、日本へは明治時代初期に政府によって本格導入されました。
育て方で大切になるのは種蒔きの時期で、早すぎると病害虫の被害に遭い、遅すぎると結球しなくなります。種袋に記載された種蒔き時期を守りましょう。種蒔き後、3日〜4日で発芽し、1週間後に1回目の間引きを行い、2週間後に2回目の間引きを行います。害虫が付きやすいためこまめに駆除し、肥料もやや多めに与えます。ミニハクサイが家庭菜園向きです。 |