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個人住宅のような民家風の建物の本堂です。小さなお寺だと、写真を撮影するのに抵抗がありますね、なんか監視されてそうな気がして・・・
山号は稲荷山(とうかさん)という時宗のお寺です。
元々は能成寺といい、真言宗のお寺でした。1282年(弘安5年)、住職の公忍上人(こうにんしょうにん)が一遍上人(いっぺんしょうにん)の弟子になり、名を覚阿(かくあ)と改名しました。その時、真言宗から時宗に改宗し、寺号も能成寺から別願寺にしたと伝えられています。
このお寺の開山は覚阿上人ということになっています。総本山は、藤沢にある遊行寺です。 |
撮影:2007年02月28日 |
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非常に立派な宝塔です。お寺の規模が小さいだけに、これだけの大きさの宝塔がドーンと立っていると目立ちますねー。
鎌倉市指定有形文化財で、足利持氏の廟所だそうです。
室町時代には、鎌倉公方代々の菩提寺として、足利氏が代々深く信仰していたお寺です。なので、当時はもっと大規模な時宗のお寺だったと思われます。本尊は阿弥陀如来です。
この石塔は高さ3.2mもある宝塔といわれる石塔です。塔の四方には扉のある鳥居の形をした模様が浮き彫りになっています。「永享11年(1439年)」の刻銘がありますが、この作りからすると鎌倉時代後期のものだと思います。 |
撮影:2007年02月28日 |
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たくさんの石塔がひとまとめにされていました。たくさんありすぎて、ひとつひとつを確認できません(T_T)。なので、なんの石造なのかもさっぱり・・・
元はもっと大きな規模のお寺だったようなので、敷地内にあった石塔を現在の敷地内にまとめたら、こうなってしまったのかもしれない。 |
撮影:2007年02月28日 |
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こちらの片隅には、五輪塔や層塔などがまとめられていました。石塔のたくさんあるお寺だなーって思いました。 |
撮影:2007年02月28日 |
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中に何が入っているのかわかりませんでした。う〜ん、気になります。無造作に置かれていた石造物とは違い、何か大切な物が入っているのではないかなーと思うのですが・・・
寺宝としては、鎌倉公方の足利氏満(あしかがうじみつ)、足利満兼(あしかがみつかね)、足利持氏(あしかがもちうじ)の寄進状など10通ほどの古文書が保存されていますが、一般公開はされていません。
この中にも、きっと何かある・・・、きっと。 |
撮影:2007年02月28日 |
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