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別願寺の向かい側にあるお寺です。別願寺はこじんまりとしていて目立ちませんが、こちらはとっても目立ちます。まあ、いろいろな意味で・・・
自動車と自転車が写ってしまった(^^ゞ。境内は駐車場にもなってるみたいです。鎌倉は道路事情が悪いので、駐車場もなかなかないんですよねー。
日範上人が1313年(正和2年)に創建したとされる、日蓮宗のお寺です。山号は法久山といいます。ただ、看板には山号を身延山と書かれてあります。 |
撮影:2007年02月28日 |
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山門に飾られてある龍の彫刻です。
あの有名な左甚五郎の作品だとのことです。何度もの火災に遭っても焼失をまぬがれたという、上行寺の寺宝です。
でも本当は、左甚五郎の作品ではないと思う・・・
左甚五郎は江戸時代初期に活躍したとされる伝説の彫刻職人です。日本各地に左甚五郎の作品がありますが、実在した人物なのかどうかもわかっていません。戦国時代〜江戸時代後期に至るまで、左甚五郎の作品があったりします。
おそらくは江戸時代後期の熊本の大名細川家が作ったといわれる本堂の表欄間にあった龍の彫刻でしょう。 |
撮影:2007年02月28日 |
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なぜかこのお寺で撮影した写真には、いわゆるオーブといわれる球体が写りこんでしまう、なぜだろう・・・
そしてなぜか、トタン板っていうのかな?樹脂製の波板に囲まれているお寺でもあります。
本堂は1886年(明治19年)、名越松葉ヶ谷の妙法寺の法華堂を移築したものといわれています。本堂の格天井には美しい花鳥の絵が、欄間には十二支の彫刻がほどこされています。
本尊は三宝祖師(さんぽうそし)で、本堂内正面には日蓮上人像、左手には開山の日範上人像が安置されています。 |
撮影:2007年02月28日 |
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鎌倉にも七福神巡りがありますが、こちらはなんと、ひとつのお寺だけで七福神のすべてを回ることができます。驚きですよね!?
鎌倉七福神は、大黒天の長谷寺、毘沙門天の宝戒寺、弁財天の江ノ島、寿老人は妙隆寺、福禄寿は御霊神社、布袋尊が浄智寺、夷神が本覚寺になります。たぶん・・・。上行寺は含まれていないみたいですねー。
三浦半島観光地図:藤沢市江ノ島 |
撮影:2007年02月28日 |
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できものや、諸病一切を治すといわれる瘡守稲荷(さかもりいなり)を祀る稲荷堂です。大小の鬼子母神(きしもじん)を祀る薬師堂もあります。
説明看板には、源氏、北条氏一門の病気平癒の祈願所と書かれてありました。源頼朝のおできに苦しむ日々を送っているとき、北条政子が薬師瘡守の啓示を受けて参拝し回復の願を懸けたのが始まりなのだそうです。
このお寺の説明看板は、どこまで信じていいのかわかりません(T_T) |
撮影:2007年02月28日 |
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看板がいっぱい。この看板に釣られて入ってしまいました(^^ゞ。だって、秘宝館みたいだったんだもん。
水子供養のお寺、身代わり鬼子母神、千手観音、癌除け、厄除け不動尊、瘡稲荷、事業・商売・病気、癌封じ、方除け、悪病回復、日蓮上人の霊場、開運、カーブミラーと、本当になんでもありの看板がドドドーンって書いてあって・・・
もしウソだと思うのなら、行ってみてください、本当ですから!
でもフト思ったことがあります。もしかしたらウケを狙ってわざとやっているのではないかと・・・。以前、笑うことが体内の自然治癒力を高め、免疫力を高め、万病に効くという新聞記事を読んだことがあります。そして万病に効くという瘡守稲荷神社、お参りに来てくれた人に笑いを提供しようという住職さんの考えなのかもしれないと・・・ |
撮影:2007年02月28日 |
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この写真にもオーブが・・・。樹脂製の波板があると、日光が乱反射してオーブが写りこんじゃうのかな?それとも、カメラのレンズが汚れてるだけだったりして(^^ゞ。ちなみにオーブは機動戦士ガンダムSEEDに登場する、オーブ連合首長国ではありません。
ぬいぐるみなどが置いてあったので、たぶん水子地蔵尊だと思います。子供を抱いているお地蔵さまです。 |
撮影:2007年02月28日 |
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いくつか石塔があったんですが、わかったのはこの1基だけ。馬頭観音でした。赤字で、「妙法 馬頭観世音菩薩」と書かれてあったので気が付きました。
上行寺の前の道が名超通りにあたるので、この道の往来に馬が利用されていたのではないでしょうか。
本堂左手は墓地になっており、1860年(万延元年)、桜田門外の変で大老井伊直弼を襲撃した水戸浪士にひとり、広木松之助の墓があります。広木松之助は鎌倉に逃れて上行寺にかくまわれていましたが、のちにここで切腹しています。
1916年(大正5年)、広木松之助の碑が建てられました。 |
撮影:2007年02月28日 |
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