時代はいつのころに作られたのか、確認はしませんでしたが、おそらくは江戸時代後期のものでしょう。
このほかにも、室町時代形式の石灯篭があります。気にしなかったのか、気にならなかったのか、事前の知識がなかったからでしょう。石灯篭は見つかりませんでした。
庚申塔は沖縄をのぞく、日本各地で盛んに建てられた石塔です。石塔・石仏のなかでも、おそらくは群を抜いて数が多いものと思われます。道端の石仏などとして、もっとも親しまれてきた石仏です。
造立されたのは、ほとんど江戸時代以降です。
江戸時代前期の庚申塔は、庚申講の結衆の銘、舟型、猿だけが刻まれたものが多いです。寛文年間・延宝年間までに増立されたものを、江戸時代前期と分類します。
江戸時代中期になると、主尊に青面金剛が刻まれ、豪華で飾りがにぎやかになります。元禄年間前後〜享保年間に増立されたものを、江戸時代中期の作とします。
江戸時代後期となると、角型、自然石型が増加し、簡略化されていきます。文字だけのものが多くなります。
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