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すっごい変な場所に建っている神社、金沢八幡神社。なんでこんな道路の真ん中に建っているんだろうと、不思議な気がします。やっぱり道路が後から造られたのかな?
車を運転していて、間違って右側の道路に入ってしまったときは、狭くて怖くて、涙が出てきそうでした。しかも、歩行者も自転車もいっぱいだし。
称名寺の二代長老の剣阿が書いた書状が、金沢文庫に残されています。それによれば、「称名寺金堂の屋根を葺くための檜皮を積んだ船が野島に着き、それを瀬戸の内海の中へ入れ、八幡宮の前で荷揚げした」と記されています。
当時は泥亀の開拓も行われていなかったので、金沢八幡神社のすぐ手前まで海だったのだと思われます。 |
写真撮影:2007年06月08日 |
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金沢区のこのあたりのエリアは、寺院は立派な建物を持ったものが多いのですが、神社は非常に小規模ですね。立派な社殿を持つ神社は、瀬戸神社くらいですねー。
もともとは八幡宮の名で地元には親しまれていました。寺前、町屋、洲崎の鎮守となっていました。明治時代に入り、八幡宮、町屋神社、洲崎神社がそれぞれの村の鎮守となりました。このとき、八幡宮から八幡神社へと改名されました。
地元では「金沢八幡神社」と呼ばずに、「寺前神社」と呼ぶのかな? |
写真撮影:2007年06月08日 |
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お参りをする前に、穢れを落として清めるための場所ですが、水は出ていませんでした。手水鉢にも水が張られていなかったので、普段は使われることはないのでしょう。
小規模な神社では、これが普通です(^^;)
小さな神社ですが、金沢北条氏の崇敬の篤かった神社です。
1570(永禄13年)、棟札によれば、造営に関与した町屋や寺前の代官、栗飯原や戸部などの庶民の名前もあります。現在でもこの地域の地主となっている人たちです。 |
写真撮影:2007年06月08日 |
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サルのような顔をした、面白い狛犬。口を開けていると、まさに起こっているサルのようにしか見えない(^^;)
年代が古いからなのかなー?それとも流派や系統などが違うのかなー?横須賀市、三浦市では、小さな神社でも狛犬だけは立派なんですよね。だから他の地区に行くと、見慣れない狛犬がいるから不思議な感じがします。
この狛犬は1703年(元禄16年)に造られたものです。
毎年、7月中旬の土日に夏祭りが行われます。そのときはたくさんの提灯や露店が並び、山車や神輿が町内を回り、非常に賑わう神社です。 |
写真撮影:2007年06月08日 |
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きっと稲荷神社だと思います。規模が小さすぎて、なんとも判断できかねます・・・(^^;)
ちなみに、金沢八幡神社の祭神は、応神天皇(おうじんてんのう)、大日霊貴命(おおひるめむちのみこと)、建御名方刀美命(たけみなかたとみのみこと)、日本武命(やまとたけるのみこと)です。 |
写真撮影:2007年06月08日 |
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個人的に気になった石造の祠たち。
この中でも一番右側に不思議なものが・・・。コロンと丸い石がひとつ、石版の上に乗せられています。五輪塔などの石塔が風化して壊れてしまい、一部分だけを置いてあるのでしょうか?それともまさか、子産み石かな?
それとももしかして、近所に住む人の胆石とか? |
写真撮影:2007年06月08日 |
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