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日蓮宗の栄久山等覚寺です。 天正12年(1584年)の創建で、日大上人の開山と伝えられています。延宝7年(1679年)、現在地に移ってきました。 ちょっと場所がわかりづらいところに建っています。
本堂左手には観音堂があり、千手観音像が安置されています。両脇には、阿吽形の仁王像もあります。 千手観音像は11世紀後半に、慈覚大師が造ったと伝えられています。形はかなり損なわれていますが、平安時代後期の菩薩像の形式をよく残しているそうです。 仁王像も同じ時代の作品で、損傷が激しく、仁王像とはわかりません。 横須賀市内でも非常に古い一木造りの彫像で、市の指定文化財になっています。
おそらくは無縁仏となってしまったお墓なのだと思います。戒名も刻まれていたので、お墓のようです。 お墓も、無縁仏となってしまうと、ご供養をした後、石材として使われてしまいます。 このお寺では石垣の一部のようにして使われていましたが、階段に使われることも多いようです。 四角い墓石は、階段には使いやすそうですよね。ですが、名前の刻まれた階段を見ると、踏むのはとても失礼な気がして、ついついよけて通ってしまいます(^^ゞ
等覚寺を訪れて、もっとも印象に残っているのが、美しく整理された竹林でした。この日は、かなり長い距離を歩いていたので、この美しい竹林を見たときは心が和みました。