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朱塗りの坏です。土師器製です。土師器は、「はじき」と読みます。
土師器は庶民にとっては、食器として日用品として使われていた土器です。土器作りの専門集団といわれる土師部(はしべ)ができ、そこで大量に作られるようになったことから、文様はなくなり地方色もなくなりました。
天神横穴は、追浜本町のどこかにあるみたいです。追浜本町といえば、商店街や住宅街というイメージがありますが、実はたくさんの横穴ややぐらなどがありました。その多くは宅地開発などで失われてしまいましたが、その中のひとつが、天神横穴だと思います。
追浜本町は、昔の国名では相模の国になります。ちょうど追浜本町までが相模の国になり、そこより北が武蔵の国となります。 |
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骨鏃は「こつぞく」と読みます。
骨を加工した骨角器です。獣の骨や、鹿の角などを材料とすることが多いです。当時生活していたわけではないので詳細はわかりませんが、漁撈具だったのではないかと思われます。矢の先端に付けるものです。
土師器が使われていた時代にも、骨鏃が使われていたんですね。 |
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