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ヤブコウジ栽培-2008年12月01日-


ヤブコウジ

[和名・種類]

ヤブコウジ

[学名]

Ardisia japonica

[英名]

Japanese ardisia

[名前の由来]

藪柑子。ヤブの中に生育し、果実や葉がコウジに似ているため。
別名、ヤマタチバナ。赤い実を山のミカンに見立てたもの。
別名、ジュウリョウ(十両)。マンリョウ、センリョウに対して付けられたもの。

[分布]

本州以南、朝鮮半島・中国・台湾

[科名]

ヤブコウジ科ヤブコウジ属

[花色]

白色

[花期]

7月・8月

[特徴・解説]

 照葉樹林の林床や、温帯林(落葉広葉樹林)の林床に生える常緑小低木。
 地下茎を伸ばして繁殖し、茎は直立してほとんど分枝せず、高さは10cm〜20cmになります。微小な粒状の毛が密生します。
 前年枝の葉脇に、経5mm〜8mmの白色花を下向きに数個つけます。花冠は5裂し、裂片は広卵形で、腺点があります。雄しべは5個あり、葯は狭卵形で暗紫色の斑点が並びます。葯の間から、花柱が長く突き出ます。
 葉は互生し、茎の上部に3個〜4個が輪生状につきます。葉身は長さ4cm〜13cm、幅2cm〜4cmの長楕円形です。先端は尖り、基部はくさび形で、表面には光沢があり、縁には細かい鋸歯があります。
 果実は直径5mm〜6mmの球形の核果です。秋に赤く熟します。
 庭木や鉢植えとして古くから栽培され、多くの斑入り品種や、変わり葉の品種があります。正月の飾り物としても使われます。茎や葉にはベルゲリンを含み、利尿作用があり、咳止めにも使用されます。果実はかすかに甘味があります。

[観察・感想]

 ヤブコウジの果実の写真です。
 今シーズンのヤブコウジ園芸は、成功したみたいです。真っ赤に熟したヤブコウジの果実がつきました。冬は色のない季節なので、赤い色をした果実をつけてくれるというのは、とても嬉しいですね。貴重な存在です。
 同じくらいの時期に、マンリョウやセンリョウなども、果実が熟します。昔から正月飾りとして使われてきた植物ですが、最近ではクリスマスのリースに使われることもあります。和風な縁起物から、洋風な縁起物へと変身したみたい。クリスマスのリース作りには、特にはこれといったルールはないみたいです。常緑樹の枝と、赤い果実をつけた実やマツボックリを使ったりするみたい。クリスマスツリーに飾られる丸い玉、あれってリンゴなんですよ。アダムとイブが食べたって言われている、知恵のリンゴ。
 私は、地元の雑木林の中で見付けたヤブコウジを引き抜いて持ち帰り、鉢植えで育てています。本当は良くないコトですよね。ヤブコウジって地下茎で伸びているので、引き抜くのはとても大変です。できれば、果実だけを持ち帰り、植木鉢に蒔いて育てるとかするのが良いと思います。でも、ヤブコウジが生えていない地域に住んでいる人は、園芸店でヤブコウジの果実を拾ってきて・・・

[写真撮影]

2008年12月01日

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