[特徴・生態] |
草原地帯に生息するウマの仲間。
体高は1.4m〜1.5mになります。シマウマの中では最大種になります。細い縞模様がたくさんあり、背から腰の正中線上には長い縞模様が走り、尾の付け根まで達しています。脚の縞模様は蹄までありますが、腹部に縞模様はありません。耳は大きく、先端は丸みを帯びており、内面には毛が密に生えます。
10頭〜12頭の群を作り、歳を経たオスが引き連れます。開けた藪の草原で、ハーテビースト、エランド、ダチョウ、ヌーなどと群をなしています。他のシマウマは大きな鳴き声を発しますが、グレビーシマウマは低くうなるような鳴き声を出します。
5月〜7月に1産1子の出産がみられ、妊娠期間はほぼ13ヶ月です。
日本の動物園でも飼育・繁殖されていますが、成獣のオスは気性が荒くなり、飼育員に攻撃することもあります。開発による生息地の減少、毛皮目的の乱獲等により生息数が激減している。 |