[名前・種類] |
ナウマンゾウ |
[学名] |
Palaeoloxodon naumanni |
[英名] |
Asian elephant |
[名前の由来] |
ナウマン象。
化石長鼻類研究の草分けハインリッヒ・エドムント・ナウマンにちなんで命名されました。 |
[分布] |
日本〜中国 |
[科名] |
ゾウ目ゾウ科 |
[特徴・生態] |
約2万年前のまで東アジアに生息していたゾウの一種。過去6500万年の間に、約350種のゾウの仲間がいたといわれています。
肩高2.5m〜3mで、現在のゾウに比べるとやや小型です。氷河期の寒冷な気候に適応するため皮下脂肪が発達し、全身は体毛で覆われていたと考えられています。
1921年、静岡県浜松市佐浜の工事現場で最初に発見されました。京都帝国大学理学部助教授の槇山次郎氏が、ナルバダゾウの亜種であるとしました。しかし正倉院には、すでにナウマンゾウの臼歯の化石が宝物として保存されています。
北海道忠類村や、千葉県印旛村から骨格の化石が発掘されています。他にも日本各地で断片化石が見つかっており、三浦半島では現在の米軍基地内、長井町大木根から、周辺では鎌倉市腰越、横浜市鶴見区上末吉町、藤沢市天岳院下、平塚市上吉沢で発見されています。
長野県信濃町の野尻湖畔からは、ナウマンゾウの化石と共に、旧石器時代の石器や骨器が見つかっています。当時の人類の狩猟対象であったと考えられています。 |
[感想] |
そんなに身近な動物じゃないかもしれない・・・。骨格標本なので、ナウマン像というべき?
横須賀市自然人文博物館に展示されています。横須賀で発見されたナウマンゾウなのかと思いきや、1960年に千葉県印旛郡印旛村瀬戸の地下23m〜24mで発見された骨を元に復元したものです。20歳前後のオスと考えられています。
子供のころに初めて博物館に行った時、このナウマンゾウの骨格標本を見たときはちょっと怖かった。動き出したらどうしようとか、不安でいっぱいだったのを記憶しています。その頃と同じように展示されていたので、懐かしくて嬉しかったです。 |
[写真撮影] |
2006年12月13日 |
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