1865年、スコットランドの貴族ツイードマス卿がブライトンの町でウェーブのかかった黄色い毛を持つレトリバーを購入し、インバネス州にある領地へ連れて帰り、新しいタイプのレトリバーの作出に取り掛かりました。交配に使われた犬種は、領地の近くを流れるツイード川沿いで多く飼われていたツイード・ウォーター・スパニエル、アイリッシュ・セター、ブラッドハウンドなどです。
またツイードマス卿がブライトンの町で手に入れた犬は、旅興行のロシア人サーカス団に飼われていた、巧みに芸をする犬だったという説もあります。
19世紀末頃には、スコットランドだけでなくイングランドでも有名になり、1920年に犬種名をゴールデンリトリバーに統一されました。 |