[名前] |
サケガシラ |
[学名] |
Trachipterus ishikawae Jordan and Snyder |
[名前の由来] |
鮭頭。 |
[分布] |
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[科名] |
フリソデウオ科サケガシラ属 |
[特徴] |
水深200m〜500mの深海に生息するリュウグウノツカイなどの仲間の深海魚。
近年、サケガシラの分類学的研究が盛んになっています。フリソデウオ科の仲間は外見が似通っているだけでなく、親魚、幼魚の間柄も十分に検討されておらず、親子で別種に分類されている可能性もあります。検討材料が少なく比較研究できないため、ダイバーの水中写真資料を活用して研究されています。
写真の標本は、1968年08月22日、東京湾毘沙門沖で捕獲され、横須賀市三春町の丸十魚市場に出荷されました。全長272cmです。標本にした時にバケツ一杯分の卵を放出しました。その後、別のより大きな個体が捕獲された時も卵を抱えたメスだったことから、産卵目的で浅瀬に浮上し、水圧調整ができずに漂流してしまったのではないかと考えられています。 |
[感想] |
この手の深海魚が水揚げされると必ず話題になるのが大地震との因果関係。ありえないとされてはいますが、昔から言い伝えられているだけでなく、日本海や瀬戸内海では実際に大地震が発生していることもあります。東伊豆の群発地震が発生した時も、サケガシラが水揚げされています。地震予知のための研究も、専門家の間でなされています。 |
[撮影日] |
2006年12月13日 |
[関連ページ] |
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