[特徴・生態] |
浅海〜深海の砂泥底に生息しますが、やや深い場所を好むウミエラの一種。腔腸動物の仲間で、八放サンゴ亜綱では唯一の非固着性の生物です。すべて海産ですが、汽水域に特有種が生息しています。
体長は10cm〜20cmになります。骨軸の断面は四角形で、葉状体は20対〜40対、各葉状体外縁に50個〜100個のポリプを列生させます。
群体性ですが、群体は分枝することなくポリプを分布させる茎部と、砂中に体を保持するための柄部に分かれています。雌雄同体で、卵は受精から発生後、プラヌラ幼生で着底し、1個のポリプとなります。それが無性生殖を繰り返して群体になりますが、最初の個虫はつねに群体の頂部に位置します。
ほとんどの種で体に骨軸を持ち、数mmのものから群体全長にわたるものまであります。角質で柔軟なものから石灰化して硬いものまであります。断面は円形か四角形です。
以前は葉状体を振って海中を泳ぐと信じられていました。また、発光するものが多いです。 |