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 ウミエラ

ウミエラ

[名前・種類] ウミエラの一種
[学名] Leiopterus fimbriatus
[英名] Sea pen
[名前の由来] 海鰓。
[分布] インド洋〜西太平洋
[科名] ウミエラ目ウミエラ科
[特徴・生態]  浅海〜深海の砂泥底に生息しますが、やや深い場所を好むウミエラの一種。腔腸動物の仲間で、八放サンゴ亜綱では唯一の非固着性の生物です。すべて海産ですが、汽水域に特有種が生息しています。
 体長は10cm〜20cmになります。骨軸の断面は四角形で、葉状体は20対〜40対、各葉状体外縁に50個〜100個のポリプを列生させます。
 群体性ですが、群体は分枝することなくポリプを分布させる茎部と、砂中に体を保持するための柄部に分かれています。雌雄同体で、卵は受精から発生後、プラヌラ幼生で着底し、1個のポリプとなります。それが無性生殖を繰り返して群体になりますが、最初の個虫はつねに群体の頂部に位置します。
 ほとんどの種で体に骨軸を持ち、数mmのものから群体全長にわたるものまであります。角質で柔軟なものから石灰化して硬いものまであります。断面は円形か四角形です。
 以前は葉状体を振って海中を泳ぐと信じられていました。また、発光するものが多いです。
[感想]  発光するウミエラの一種の標本です。
 多くのウミエラは深海に生息していますが、ダイビングをやっている人でも見たことがるんじゃないかなー。それに船で釣りをする人も、釣り針に引っ掛かったりすることもあるのでは?普通の人は、テレビとかじゃないと見られないかなー。
 下半分くらいが、砂の中にもぐっています。上半分くらいが、海中に出ている部分です。いちよこれでも動物なんですよ。植物っぽいように見えますが。
 海の生き物、特に深海の生き物は名前が付いていない生き物が多いんですよ。研究段階であったりとか、生態に不明な部分が多かったりで、正式な名前がつかないみたいです。地球の中でも、わからないことがいっぱいあるんです。特に深海のことは宇宙よりもわかっていないと言われるくらいですから。
[写真撮影] 2007年09月26日
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